[2009年ありがとう] 年末企画!これはすごかった仰天技術・オブ・ザ・イヤー2009

2009年12月22日 19:31 by katakori
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仰天技術・オブ・ザ・イヤー

昨日のおっさんネタに続いて、どんどんゲームと関係ない方向に進んでいる気がしないでもない年末企画ですが、第2段は近年の技術革新による驚くようなネタを集めて仰天技術・オブ・ザ・イヤー2009をご紹介いたします。今年は技術的な面でも様々なニュースがありました。今年に入って拡張現実が一気に現実的な物になり、来年に向けて各社のモーションコントロールの登場する事が明らかになり、そして一気に乱立したクラウドゲーミングサービス戦争の勃発、携帯デバイスの急激な高機能高性能化、3D出力の一般化などなど、挙げていけばキリがない、そして来年には今年蒔かれた種が芽を出し収穫を迎える事になるかと思うと、来年には確実に見えてくるであろう次世代機の登場も含め、今年と来年がゲームの大きな変革の時期に差し掛かる事は間違いなさそうです。

前置きが長くなりましたが、doope!で扱った技術ネタもミドルウェア系のネタから3Dネタ、グラフィックチップ周りからバカ&誰得技術まで、様々な物をご紹介してきました。今回はこれらの中でも先進性が高い物で、かついずれコンシューマレベルでも実現される事になるのではないかという象徴的な技術を集めてみました。ちょっと微妙にそぐわない物が混じってますが、いずれも選りすぐりの近未来技術!一体ゲームの未来に何が待っているのか、それでははりきってどうぞ!

ゲームエンジン「Unity」を利用したインタラクティブ犬

屋外にセンサーを設置し、道行く人をトラッキング、そのデータを元にゲームエンジンUnityを用いて作成したインタラクティブに反応するワンちゃんを店舗のショーウインドウにプロジェクタで投影!という近年の技術の併せ技でインパクトの高いプロモーション技術を実現した「Sniff System」が登場です。インタラクティブなメディアのプロモーション利用というのは割と現実的に増えていきそうな所で、インタラクティブを実現するゲームエンジンの新しい活用方法の一つと言えるかもしれません。

筋肉の電気反応でデバイスをコントロールするインターフェイス技術

映像はデバイス無しでギターヒーローをプレイするエクストリームな物になっていますが、その中身は筋肉の電気反応をセンサーが測定し、それによりデバイスコントロールを行うという技術です。これはワシントン大学とトロント大学、マイクロソフトが共同研究を進めている物で、映像で見られる活用方法などは割と現実的なウェアラブルデバイスの活用方法として、そう遠くないうちに実現されるレベルの物かもしれません。

目の動きでグラフィティを作成する「The EyeWriter project」

こちらもデバイス操作系とトラッキング技術を組み合わせた物で、眼球の動きをトラッキングし、メガネ型の入力デバイスでPCを操作するという物です。これは2003年に筋萎縮性側索硬化症と診断されたグラフィティアーティストTony “TEMPTONE” Quan氏に再び作品を手掛けてもらおうと立ち上がったプロジェクトで、多くの団体が協力して現在も進められています。

今回のプロジェクトは体の不自由な方達に向けての活用も視野に入れて進められており、非常に有用な技術開発と言えそうです。ゲームに無理矢理絡めるとすれば、いつか本当にコントローラーを持たずにゲームをする時代が来るのかもしれない、そういった未来への一つの道筋であるとも言えそうです。

建物全体をピンボール化、そして驚愕の3D映像

ドイツにある映像技術スタジオUrbanscreen社による、建造物の壁面を用いたCGの投影技術のご紹介です。もうこれは見ていただくのが早い!1本目のピンボールはアイデア勝負な所もありますが、最新作となる2本目の3D映像は本当にため息が出るほど美しく、そしてインパクトの高い、人間の目とはなんといい加減なんだろうと改めて再認識する驚愕の映像に仕上がっています。これはいつか生で見てみたい!

これこそゲームの未来かも?カーネギーメロン大学で研究中の「SurfaceScapes」

これは本当に実現してほしいゲームの未来図の一つ!カーネギーメロン大学が研究を進めているテーブルトップモニタを用いたゲーム用アプリケーション「SurfaceScapes」が登場です。もう理屈抜きでわくわく、そして懐かしい、ああ小さな頃に夢見るようなゲーム体験ってこんなだった!と心を洗われるような素晴らしいゲーム技術がここにあります。

映像はこのシステム上で再現されたDungeons & Dragonsですが、本当に楽しそう!シミュレーションも相性抜群ぽいですね。技術や表現力の進歩が創造力をブーストさせる本当に素敵な技術の一例ではないでしょうか。

またDARPAか!今度はリアル鉄のカーテンを開発、RPG4発打ち込まれてもへっちゃら

最後は全くゲームに関係ない?とも言えないか。やはり技術と言えばDARPA、彼らにかなう人達は見あたりません。孤高というのはこういう事をいうのだと思いますね……。動画はDARPAが開発したリアル鉄のカーテンシステムです。RPGが飛んできたら着弾する前に打ち落としたらよくね?ナイスアイデア!よし作ろう出来た!という感じで、思ってもやらねえよそれ!というレベルの事を実現するDARPAの恐ろしい実現力とクリエイティブの結晶がここにはあります。ほんとこの人達ならいつかHaloのバブルシールド作っちゃうのかも(計画にはあります)。くわばらくわばら……

さて、いかがでしたでしょうか!こりゃおどろいた仰天技術・オブ・ザ・イヤー2009、技術の進歩というと近年成長めまぐるしい半導体の集積技術等に目が行きがちですが、どっこいそれに合わせてデバイス周りや解析技術等の進化もかなりの凄さで進化している様子がこれらの内容からは見て取れます。ゲームというのは映画にも似た総合芸術でもあり、総合技術の側面も持ち合わせ、そして総合エンターテインメントでもあります。

モバイル系のGPUやデバイス関係の進歩も来年は多く見られる事がすでに火を見るよりも明らかで、ああここにバッテリー技術の革新が重なったら一体どんな世界がゲームに待ち受けているのか、5年先でも十分想像すら付かないのが恐ろしくもあり、また大きな楽しみでもあると言えます。と言う事で来年も技術ネタ頑張って拾っていきます!

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