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先日、Stuart Black氏が去り続報が途絶えていたCity Interactiveの新作シューター“Enemy Front”のクリエイティブディレクターに就任し開発を率いることとなったRaphael van Lierop氏ですが、新たに氏が2012年12月に設立したばかりの新スタジオ“Hinterland Studio”の処女作となるゾンビが登場しないポストアポカリプスもののサバイバルアドベンチャー「The Long Dark」のKickstarterキャンペーンが開始されました。（※ Enemy Frontのディレクションは氏が2011年に設立したスタジオHelmへの外注）

Hinterland Studioを率いるRaphael van Lierop氏は、かつてRelicでW40k: Space Marineを始めとするW40K作品やCoHの開発を率い、Far Cry 3開発初期のナラティブディレクターを務めたストーリー開発を得意とするベテランで、今回資金調達を開始した“The Long Dark”は、磁気嵐の影響により北米大陸の技術インフラが全て壊滅した世界を舞台に、より現実的で成熟した大災害後のサバイバルをシミュレートするというLierop氏らしいハードな設定の作品となっています。

また、“The Long Dark”はエピソード形式のタイトルとして計画が進められており、ファーストシーズンは主人公でブッシュパイロット（飛行場の無い場所への着陸を楽しむパイロット達を指す）でもあるWilliam Mackenzieが、雪に埋もれた厳しい自然の中で生き延びる方法を学び、資源を得るために森や荒野を探索する物語が描かれるとのこと。

Lierop氏のほか、God of Warシリーズのライターとして知られるMarianne Krawczyk女史や、“Unfinished Swan”の開発に参加したアートディレクターHokyo Lim氏、VolitionのベテランAlan Lawrance氏、BioWareで活躍したオーディオディレクターDave Chan氏など、錚々たる開発者達が集う“The Long Dark”は2014年リリース予定で、対応プラットフォームはPCとMac、Linux。資金調達の初期ゴールは20万カナダドルとなっています。