ラヴクラフト的な世界の終焉と根源的な恐怖を22分で体験するインディータイトル「TRIHAYWBFRFYH」

2014年1月15日 19:28 by katakori
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「TRIHAYWBFRFYH」

先日、インディー開発者Connor Sherlock氏がデビュー作として開発した無料タイトル「TRIHAYWBFRFYH」がリリースされ、ラヴクラフトの“宇宙からの色”や“時間からの影”、“クトゥルフの呼び声”といった作品に強くインスパイアされた“世界の終焉”を22分間で体験する実験的な取り組みとミニマルな世界観、優れたビジュアルとサウンドデザインが注目を集めています。

発音出来ない文字列からもラヴクラフト的な香りが漂う“TRIHAYWBFRFYH”は、“In The Rapture Is Here And You Will Be Forcibly Removed From Your Home”(ラプチャーはここにあり、あなたは強制的に我が家から排除される)の頭文字を組み合わせたもので、キリスト教的な終末と、表現し難い恐怖の体現を試みたラヴクラフトの世界観に基づく“世界の終焉”を、ジョン・ウィンダムやジョン・クリストファーに代表される60~70年代のイギリスSF作品的なテイストで描いたタイトルとなっています。(※ ラプチャーは元々キリスト教のプロテスタントにおいて終末に敬虔なキリスト教徒を復活させ救うキリストの再臨を象徴している)

先日公開されたローンチトレーラー

世界が終了する直前の出来事を体験する本作では、複数のキャラクターが語る数々のナレーションが収録されており、字幕が用意されていないことからヒアリングに自信がある方以外、全てを把握するのは難しい状態となっていますが、本作のナレーションはラヴクラフトの著作を直接引用した内容となっていますので、一先ず気にせずゲームプレイを進めても直接的な影響はありません。

thechineseroomが開発を進めている“Everybody’s Gone to the Rapture”の初期コンセプトに似たゲーム性を特色とする本作ですが、謎の巨大な構造物やただ静かに空中に浮かぶラプチャーがもたらす恐怖は、ビデオゲームジャンルでは珍しいタイプのホラー表現とも言えます。Dear Esther的な探索ゲームがお好きな方は是非一度プレイしておいてはいかがでしょうか。(※ Web版も用意されていますが、グラフィックスオプションが用意されたダウンロード版がお勧めです)

情報元:Polygon

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