「Call of Duty: Advanced Warfare」

昨日配信を迎えたGame Informer誌6月号から浮上した多数の新情報をご紹介しているSledgehammer Gamesの「Call of Duty: Advanced Warfare」ですが、今回の特集記事はシリーズ誕生10周年を波乱に満ちたビジネス展開と、ある種の集大成とも言える広範囲なゲームモードや包括的な対応プラットフォームにより締め括ったとも言える“Ghosts”を経て、次の10年を踏み出す11年目の新作“Advanced Warfare”の誕生に至る経緯や、自らが主導する初のCoDタイトルを手掛ける“Sledgehammer Games”の出自など、実に興味深い情報が多数掲載されています。

既にエンジンや現世代機版を含む開発体制、これまでのフランチャイズに対するイメージを刷新するSF的なデザインが印象的なイメージの数々をご紹介しましたが、今回は本作のプロット的な背景やケヴィン・スペイシー演じるJonathan Ironsと主要キャラクター達、敵対組織の関係、登場する未来的な技術に関するディテール、Co-opを含むマルチプレイヤーに関する示唆など、特集記事から判明した新情報をまとめてご紹介します。

参考:先日公開されたプレミアトレーラー

「Call of Duty: Advanced Warfare」の概要と開発体制、Sledgehammer Gamesの取り組みについて

  • “Call of Duty: Advanced Warfare”の発売は2014年11月4日、対応プラットフォームはPS4とXbox One、PC。PS3とXbox 360版は移植タイトルとなり、未発表のスタジオが開発を担当している。
  • Michael Condrey氏は“Call of Duty: Advanced Warfare”が新エンジンを採用していると説明しているが、完全な新規エンジンかIWエンジンの拡張版か詳細は今のところ不明。なお、オーディオ周りにはSledgehammer内製の新エンジンを採用している。また、ハンズオフデモに登場したキャラクターモデルは非常にリアルで、瞳孔が実際に拡縮するといった細かな挙動が提示されたとのこと。
  • 本作の開発は既に2年半に渡って進められており、Activision PublishingのボスEric Hirshberg氏は、新しい3年の開発サイクルが、デベロッパにクリエイティブなプロセスに新しい何かを試行錯誤し失敗する自由と、誤りを犯しても息つく暇が持てる余裕を与えたと説明している。
  • マッドサイエンス的なDARPAの技術を扱った“The Department of Mad Scientists”の著者で本作のコンサルタントでもあるMichael Belfior氏は、本作の強化外骨格にも実装されている光学迷彩が2052年までに実現可能だと説明。周辺の環境イメージを取り込むプロセッサを備えたメタマテリアルと呼ばれる素材を利用し、物質周辺の光を実際に曲げることが可能だと語っている。
  • 今のところマルチプレイヤーに関する公式なアナウンスは行われていないが、Condrey氏はシングルプレイヤーに多く見られる新要素の数々からマルチプレイヤーが持つ可能性を想像することができると説明。さらに(Ghostsに続いて)eSportsサポートを強く打ち出している。
  • はっきりとした明言は避けたものの、何らかのCo-opモード導入が示唆された。
  • Metal Gear Solidやナルニア国物語シリーズで知られるベテランHarry Gregson-Williams氏をコンポーザーに起用している。
  • ビリーバブルなゲーム世界を構築するために、Activisionは映画におけるプロダクションデザインのエキスパートや、ダートマスの海軍研究施設をはじめとする軍事技術のエキスパートをコンサルタントに起用している。
  • Sledgehammerは未来的な軍事技術研究の一例として、Boston Dynamicsの“Big Dog”(※ 参考映像)を挙げ、同じ技術が40年後にどう機能するだろうかという試行錯誤に多くの時間と研究を費やしたと説明している。
  • また、オーセンティックな技術の描写を実現するために、SEAL Team SixのMitchell Hall氏、映画“ハートロッカー”と“ゼロ・ダーク・サーティ”の脚本家マーク・ボールをコンサルタントとして起用している。
  • Sledgehammer Gamesには、Glen Schofield氏とMichael Condrey氏をはじめ、Bret Robbins氏やDon Veca氏、Chi-Wai Lao氏など、かつてVisceralで活躍した主要の開発者達が多く参加している。
  • かつてSledgehammer GamesがCoDシリーズに新しいジャンルを導入するために開発を手掛け、その後キャンセルされたTPSのスピンアウト作品は、6ヶ月から8ヶ月規模の開発が実際に進められ、クールなゲームメカニクスを備える15分程度プレイ可能なデモビルドが存在していた。しかし、途中でかつてInfinity Wardを率いていたJason West氏とVince Zampella氏がActivisionにより解雇され、急遽Sledgehammerは“Call of Duty: Modern Warfare 3”の開発に参加することとなった。なお、Glen Schofield氏はTPSのスピンアウトにFPSでは実現出来ないある要素が存在したことを示唆している。
  • なお、Glen Schofield氏は、このスピンアウトはベトナム戦争中のカンボジアとラオスを舞台とする歴史に隠された戦いを描く作品で、地下トンネルやDead Space的モーメントを特色としたことを明かしている。

ケヴィン・スペイシー演じるJonathan Ironsの民間軍事会社“Atlas”やテロリスト勢力など、プロットの背景に絡むディテール

  • “Advanced Warfare”は2054年の世界を舞台とする全く新しいCoD作品で、ストーリーの発端となる背景として、潤沢な資金とネットワークを持つ国際的なテロリスト組織“KVA”が世界中の主要都市をターゲットに“世界的な9・11テロ”とも言える同時多発的な攻撃を加えている状況が明かされている。
  • プレイアブルキャラクターとなる主人公はPrivate Mitchellと呼ばれる人物で、“The Last of Us”のジョエルや“BioShock Infinite”のブッカー、“Batman: Arkham Origins”のジョーカー、“Infamous: Second Son”のデルシン・ロウなど、近年の注目作における著しい活躍でお馴染みのTroy Bakerがボイスアクトを担当している。なお、MitchellはプリレンダのCGIカットシーン中のみ会話し、ゲームプレイ中は喋らない。
  • Jonathan Ironsが率いる世界最大の民間軍事会社Atlas Corporationは、現実世界で民間人の虐殺事件を引き起こし問題となった悪名高いBlackwater社とは異なり、博愛的なグループとして活動しており、(ゲーム内のフィクションとして過去に発生した)第二次湾岸戦争勃発後にバグダッド入りし、3年に渡って政府組織よりも多く都市を修復した。Atlas社は政府や議会の承認を待たずに行動することが可能で、迅速な結果を生むための巨大な活動資金を有する。Jonathan Ironsは一代でAtlas Corporationを世界最大の民間軍事会社に育て上げ、国連安全保障理事会に迎え入れられた最初の企業となった。
  • Atlas Corporationは、ハリケーンが発生すれば土嚢を積み上げ、交戦地域への食料パッケージ投下するといった支援活動を完全な武装の下で行っている。
  • CoDシリーズシリーズへの起用に言及したケヴィン・スペイシーは、話があった当初から強い興味を持っていたと説明。現在放送中の人気TVドラマ“House of Cards”で演じる野心的でパワーゲームを楽しむ政治家である主人公Francis Underwoodと、“Advanced Warfare”内で演じるJonathan Ironsとの間に、ルールを重んじないことや(酷い)事態を楽しむ姿勢にある種の共通点が存在することを認めている。
  • プレイアブルキャラクターが複数登場するケースが珍しくないCoDシリーズにおいて、“Advanced Warfare”は1人の主人公を特色とする。
  • Mitchellはゲーム開始当初、アメリカ海兵隊の兵士として分隊仲間であるWill Ironsと共に登場し、国外からの侵略者を相手に戦う。なお、Will Ironsはゲーム内における世界最大の民間軍事会社Atlas CorporationのCEOを務めるJonathan Irons(※ ケヴィン・スペイシーが演じている)の息子で、Jonathanは戦いを終えた彼らに海兵隊を辞め、自身の企業に参加するよう勧める。これを承諾したMitchellは世界で最も充実した装備品と武器類へのアクセスを獲得し、Atlas社での活動に必要な強化外骨格を入手する。

「Call of Duty: Advanced Warfare」の主要な新要素となる強化外骨格の能力やゲームシステムなど

  • ミッションのプレイを通じて、強化外骨格に新機能を追加するアップグレード用のポイントが与えられる。なお、強化外骨格には以下のような能力が用意されている。
    • カバー方向へと回避するブーストドッジ
    • ジップラインを利用したカバーエリアへの移動
    • マグネティックグローブを利用したビルの登壁
    • 光学迷彩によるクローク機能
    • 高所への移動を可能にするスーパージャンプ
    • 空中に停滞可能なホバリング
  • 投擲時に敵を検知しプレイヤーが頭部に装備しているARバイザーにその位置を投影するするセンサーと、攻撃用途を利用を切り替え利用できるグレネーが登場する。
  • 従来の弾薬を利用するエネルギー武器が登場する。
  • 搭乗可能なビークルとして、MRAP(Mine Resistant Ambush Protected:地雷に対する防護を特色とする装甲車両)をベースにした“Pitbull”と呼ばれる車両が確認された。

ネタバレ注意:ハンズオフデモ中に提示されたミッションについて

■ サンフランシスコ/ゴールデンゲートブリッジレベル

  • Game Informer向けに2つのミッションを提示するハンズオフデモンストレーションが実施された。1つはサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジ上を舞台に繰り広げられる“Atlas”の分隊とテロ組織“KVA”の兵士による戦闘シーンを含むもので、もう1つのミッションはデトロイトを舞台にしたストーリー重視のレベルだった。
  • サンフランシスコとゴールデンゲートブリッジを舞台とするミッションは、テロリストの容疑者をPitbull(※ MRAP的な装甲車両)で追うMitchellを描くシーンから開始され、車でハイウェイを逃走する容疑者の位置を装備したバイザーのモニタに投影し知らせるAR技術を利用するチェイスシーンが描かれた。
  • ゴールデンゲートブリッジ上で犯人の車両に対し、物理的な弾丸を射出しないエネルギー武器を発射し停車させるが、近辺には完全武装したKVAのメンバーが存在しており、銃撃戦へと発展する。ここでは、Mitchellが強化外骨格の腕力で、車のドアをはぎ取りKVAの銃撃から身を守る盾として利用するシーンが見られた。
  • 銃撃戦を経てKVAの兵士が降伏。ここで追っていたバンの後部ドアをMitchellが開けたところでトレーラーにも収録されていたドローンのキャリアが姿を現し、複数のドローンが一斉にゴールデンゲートブリッジを支えるケーブルに飛び立ち自爆。これによりゴールデンゲートブリッジが崩落する。なお、コンサルタントのMichael Belfior氏は、爆発物やミサイルを搭載した攻撃用ドローンのこういった利用が既に始まっていると説明している。
  • ゴールデンゲートブリッジの崩壊シーンでは橋下に待機していた数台の大型の航空母艦に落下する橋の一部が直撃し、爆風により埃と破片が巻き上がるなか、バスや軍用車両が傾いた橋の上をサンフランシスコ湾へと落ちていく……という所謂CoDシリーズの外連味溢れる伝統的なシーンが健在だった。
  • ゴールデンゲートブリッジ崩落後、KVAの兵士達はサンフランシスコ湾に待機していた航空母艦の奪取に向かうが、Mitchellもこれを阻止し航空母艦のタレット(※ トレーラーでは巨大なレールガンを搭載していた)へのアクセスを妨害するためジャマーの設置に向かう。防衛後、MitchellがKVA勢力のコンテナ船に対しレールガンを放つシーンでサンフランシスコミッションが終了した。

■ デトロイトを舞台とする“Aftermath”レベル

  • 前述したゴールデンゲートブリッジレベルが所謂CoD的なミッションだった一方で、デトロイトを舞台とするミッションはその多くをストーリーにフォーカスする内容だった。ここではデトロイトの市街に存在する巨大な難民キャンプを移動するMitchellの姿が描かれた。
  • デトロイトはKVAによって攻撃された最初のターゲットとなった都市の1つとして描かれている。
  • デトロイトレベルでは、分隊仲間であるGideonと共に2人がホバーバイクで移動するシーケンスが確認された。恐らくトレーラーに見られたシーンと思われる。なお、バイクは無線で互いの位置を同期し、基本的にオートパイロットで走行していた。
  • GideonとMitchellは洪水で氾濫した通りをホバーバイクで進みながら古い学校に到着。バイクを降り、暗い学校を探索するが、ここでは暗い学校の校舎や水滴がしたたる音、割れた窓を吹き抜ける風の音など、まるでUSG Ishimura内部を進んでいるようなホラー的な演出が印象的だった。ここで危険物質の浄化作業を行うクルー達の死体が発見され、KVAのテロリストが防護スーツを奪いデトロイト市内に潜入したことが明らかになる。その後スーツを着用したKVA兵と遭遇するが、ここではQTEの存在が確認された。
  • また、大勢のKVA兵と銃撃戦に突入した際、強化外骨格の機能を有効化することで、これまでのシリーズタイトルに度々登場したブリーチのようにスローモーション化するシーンが見られた。
  • KVA兵は病院で何らかの情報を持つ科学者を拉致し逃亡。これを追うMitchellがフラッシュバンで無力化され眼前にKVA兵が立つ危険な状況に陥るが、光学迷彩でクロークした謎の兵士達に危機を救われる。この兵士達に関する情報は明らかにされていないが、Sledgehammerの開発者は彼らを“良い奴らのミステリアスなグループ”と呼んでいた。
  • その後Mitchellが再びホバーバイクで敵の列車から降り注ぐ砲撃を潜り抜けながら難民キャンプをもと来た拠点へと逃走する。拠点の入り口ではトレーラーにも登場したロボットのような強化外骨格兵士がミニガンで敵ヘリを撃退する様子が確認された。
  • このシーンで“Aftermath”レベルが終了。なお、今回のGI雑誌特集では主要キャラクターのイメージと名前の対応がはっきりと提示されず、主人公MitchellとWill Irons(※ ケヴィン・スペイシー演じるJonathan Ironsの息子)、Gideonの特定には至っていない。
情報元:MP1st, GameSpot, Game Informer

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