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今年3月下旬に“Facebook”が20億ドル規模でVR分野のフロンティア「Oculus VR」を買収すると発表し、大きな議論を呼ぶ話題となりましたが、本日FacebookとOculus VRが共同で発表を行い、予てから進められていた買収にまつわる各種取引と手続きが全て完了したことが明らかになりました。

なお、アナウンス当初は4億ドルの現金と16億ドル規模のFacebook株（2,310万株）と報じられた買収の最終的な規模については明かされておらず、“次なるコンピューティングプラットフォームの構築とコミュニケーション手段の再創造を伴うエキサイティングな未来を共に楽しみにしている”と今後に向けた取り組みに意欲を見せています。

なお、“Oculus VR”はFacebookによる買収のアナウンスを経て、ValveのVRプロジェクトを進めていた天才Michael Abrash氏やベテランAaron Nicholls氏、Atman Binstock氏、343 Industriesで“Halo 4”のアートディレクターを務めたKenneth Scott氏、“Plants vs. Zombies 2: It’s About Time”の開発を率いたPopCapのプロデューサーBernard Yee氏といった著名な開発者の雇用に加え、MicrosoftのKinectやXbox 360コントローラー、Arc Touch Mouseのデザインを手掛けた“Carbon Design Group”の買収を発表したほか、Facebook側が映画にフォーカスした“Oculus Rift”のビジネス展開を推進するなど、買収に伴う事業と開発規模の拡大が着々と進められる状況となっていました。