doope!

先日、IOの“Glacier 2”を徹底的に改造した次世代エンジン“Dawn Engine”を採用することが決定し、1枚のコンセプトイメージが公開されたEidosの大規模プロジェクト「Deus Ex Universe」ですが、シリーズの新展開に注目が集まるなか、新たにEidosが“Deus Ex: Human Revolution”の前日譚を描く無料の短編小説「Deus Ex: Fallen Angel」をリリース（※ PDFが開きます）。“Human Revolution”本編でAdam Jensenを支えた女性パイロット“Faridah Malik”の出自にまつわる興味深いストーリーを描いていることが明らかになりました。

W40kやスタートレックシリーズのノベライズを多く手掛け、“Deus Ex: Human Revolution”や“Deus Ex: The Fall”を手掛けたライターの1人でもあるベテランJames Swallow氏が執筆した“Deus Ex: Fallen Angel”は、“Human Revolution”本編に登場する中国の階層都市ヘンシャを舞台に、Sarif Industries入社前に市民パイロットとして活動していたMalikと親友Evelyn Carmichael（※ 本編サブクエスト“Shanghai Justice”に絡む人物）の過去を描く作品で、ヘンシャの社会構造やシリーズのファンには馴染み深い香港三合会の1つ“Red Arrow”の暗躍、Kahnの登場を含むBelltower勢力とRed Arrowの軋轢など、Deus Ex世界を深く掘り下げるディテールと共に、MalikがSarif Industriesに入社しデトロイトへと向かうことになる経緯を描いた非常に興味深い作品となっています。

作品は40ページ弱の短編となっていますので、来る“Deus Ex Universe”に興味がある方は年末のお休みにでも読破してみてはいかがでしょうか。