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先日、King CrabとJennerを描いたコンセプトアートと共にKickstarterキャンペーンの開始日決定をご紹介したHarebrained Schemesの「BattleTech」新作ですが、昨晩予定通り“Alpha Strike”と銘打ったKickstarterキャンペーンがスタートし、なんと25万ドルの初期ゴールを僅か53分でクリアし、およそ7時間足らずで65万ドルを超える資金調達を果たす状況となっています。

Harebrainedの“BattleTech”新作は、Shadowrunシリーズを見事に復活させたオリジナルのクリエイターであるJordan Weisman氏がShadowrunに続いてFASA社時代に手掛けた代表作の1つである“BattleTech”の開発に取り組む期待作で、モダンなターンベースのタクティカルメックコンバットを軸に据えたPC向けの作品となることが報じられていました。

Kickstarterキャンペーンの開始に併せて報じられたディテールによると、“BattleTech”新作はランス（4体のメックによる小隊を指す）のコントロールにフォーカスした戦闘や高精細なメックモデル、メックと操縦者“メックウォーリア”向けにそれぞれ用意された奥深いスキルツリー、新生XCOMやShadowrun Returnsに似た移動/ポジショニング/攻撃システムを特色とするほか、BattleTech世界の歴史において党派間の争いがまだ拮抗し、メックの新造が困難且つ非常に貴重な存在だった初期の時代（※ 継承権戦争終了後、メモリーコア発見以前の3025年）を舞台として描き、五王家であるリャオ家とシュタイナー家、ダヴィオン家、マリク家、クリタ家の登場が確認されています。

なお、本キャンペーンの初期ゴールは25万ドルとなっていますが、既にHarebrained Schemesが自己資金で100万ドルを超える開発予算を確保しており、プリプロを含む開発がスタートしているとのこと。

また、シングルプレイヤーストーリーキャンペーンをはじめ、五王家やクランに対する契約や裏切りを軸に傭兵稼業を描く追加キャンペーン、マルチプレイヤーの実装を掲げたストレッチゴールや、メックのロードアウトとゲームプレイの外観を示すコンセプトアート、支援者向けに様々なリワードを用意したソーシャルチャレンジなど、多数の取り組みが提示されており、乗りに乗っているHarebrained SchemesとJordan Weisman氏の手腕に大きな期待が掛かる状況となっています。