都市運用の刷新やスタックの復活など、シリーズ最新作「シヴィライゼーション VI」のプレビュー情報まとめ

2016年5月12日 14:33 by katakori
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「Sid Meier’s Civilization VI」

本日、国内向けに日本語版を含む2016年10月21日の世界同時発売がアナウンスされ、Steamの予約も始まったFiraxis Gamesの人気シリーズ最新作「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」(Sid Meier’s Civilization VI)ですが、海外では正式発表に併せて大手メディアによるハンズオンプレビューが解禁されており、最新作の改善や変更に関する幾つか具体的なディテールが明らかになっています。

“シヴィライゼーション VI”は、熟達に伴いセオリー化されやすい従来のゲームプレイをよりダイナミック且つ流動的に変化させることを主軸に据えている様子で、主にプレイヤーが意思決定の主導権を握っていたこれまでの作品に対し、現在置かれた状況(地形や周辺環境を含め)がプレイヤーの行動を駆動させることで、ある種の定型化を回避し、ゲームプレイを常に新鮮なものとして保つことを可能にする様々なアイデアと改善を用意した実に興味深いアプローチが確認できます。

大幅に変化する都市管理と運用、スタック機能が新たなアプローチで復活を果たす支援ユニットと軍団ユニットのディテール、研究や外交の変更点など、プレビューから浮上した新要素の概要は以下からご確認下さい。

昨晩公開された“シヴィライゼーション VI”のアナウンストレーラー

■ 都市の管理と運用、各種建造物について

  • “都市”単体が管理可能なサイズは従来と同じ36タイルだが、最新作では都市と建造物/アップグレードが中心の1タイルを占有する形式から、各種建造物や世界/国家遺産が関連する都市周辺のタイルを占有し、マップ上に実在するオブジェクトに変更される。
  • 都市タイルはそれぞれ、複数の“District”(地区)によって構成され、12タイプのDistrictが存在する。また、“District”はタイル改善だけでなく、寺院や境界といった建造物のコンテナとしても機能する。この仕様変更に伴い、都市の管理サイズは従来通りの36タイルながら、都市あたりの建造物とアップグレード数が制限される。
  • これは、建造物やアップグレード、遺産の建築に、適合するタイルが必要となることを意味し、各都市が置かれた周辺の様々な状況に応じて、都市の管理と運用を最適化することが求められる。(※ これに伴い、まずはモニュメントと神殿、穀物庫、図書館、防壁、コロシアムを建てて~といった、従来の汎用的なパターンが有効ではなくなる)
  • プレイヤーの文明全体に影響を与えていた国民の幸福度が、従来のグローバルな仕様から、都市単位の管理に変更される。

■ 科学力と研究

  • 全ての技術に対して、完了時に研究スピードを向上させるミニクエストが導入される。これは、各技術のリアリズムに基づく固有のクエストとなり、プレイヤーが特定の技術ツリーに到達していない場合でも、本質的なブーストを提示する。
  • 例:海岸に都市を建設することや船の建造が、海上関連技術を加速させる効果を持つ。
  • 例:石工術のブーストを得るには、石材と採石場が必要となる。一方で、石材へのアクセスを得ないまま技術を研究することも可能だが、ボーナスは得られない。なお、このブーストは研究力コストを半分にまで引き下げる効果があるとのこと。

■ 戦闘と外交

  • 外交システムが大幅に刷新されるが、詳細についてはまだ明かされていない。
  • 新たに宣戦布告の手段が複数導入される。
  • 新たに“対戦車部隊と歩兵”、“戦士と入植者”といった組み合わせで支援ユニットを他のユニットを組み合わせ単独のユニットとして運用可能となる。
  • 同種のユニットをスタックさせることで、単一の“軍団”(Corps)ユニットとして運用可能となる。
  • こういった支援ユニットと軍団ユニットは、かつてのスタック機能とこれを廃止したCiv5の中間的なアプローチを目指したもの。
  • さらに、編隊を組織することが可能となり、複数のユニットを同時に移動/運用させることができる。

■ AIについて

  • 宗教や考古学、通商、スパイといった要素は(拡張ではなく)ベースゲームに全て実装される。
  • AIが改善され、全ての指導者が付加的な要素として史実に基づく固有のアジェンダを持つ。Firaxis Gamesは例として、七不思議の建築で知られる指導者が、ゲーム内でより多くの遺産建築に熱中する傾向があることを挙げ、この点において彼と競争しなければ、友好関係は構築しやすく、遺産の建築で競り合う場合には関係が悪化しやすいといった要素が紹介している。

■ エンジンやその他の改善について

  • “シヴィライゼーション VI”向けに新エンジンが導入される。
  • 新エンジンは、前作以上に柔軟なMod対応を可能にするとのこと。
  • 将来的に必要となるタイルなど、任意のタイルに適用することでリマインダとして機能するピンが導入される。
  • マルチプレイヤーが1度のセッション(2~3時間)で完了するよう調整される。(※ 中世で開始し、ルネサンス時代で終了するようなキャンペーンが用意される)
  • トレーラーに登場したセオドア・ルーズベルトとマハトマ・ガンディーに加え、モンテスマやアレクサンドロスの登場を示す言及が見られる。
「Sid Meier’s Civilization VI」
「Sid Meier’s Civilization VI」
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