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近年著しい成長を見せるロシアのビデオゲーム市場ですが、Obsidianとの提携でも知られるロシア最大手のネット企業Mail.ruが2015年のロシア国内におけるオンラインゲーム市場（MMOとソーシャル、モバイル）の調査報告を行い、昨年の市場規模が累計519億ルーブル（約8億1,200万ドル）規模に達し、デベロッパ全体の収入が100億ルーブルを超えたことが明らかになりました。

報告によると、ロシアのオンラインゲーム市場は依然MMOジャンルが大きなシェアを占めているものの、セグメント自体の規模は前年比4％増の290億ルーブルに留まっているほか、ソーシャルゲームが遂に前年比でマイナス成長を記録するなか、モバイル市場が前年比20％増を記録する好調な成長を遂げているとのこと。

MMOセグメントについては、戦車MMO“Armored Warfare”やMMORPG“Skyforge”、MMORPG“Black Desert”（黒い砂漠）、“Heroes the Storm”といった作品が人気を博し、安定した状況にあることが報じられています。

なお、同様の調査を行ったNewzooは、ロシアのビデオゲーム市場は現在世界で12番目の規模にあり、ゲーマー人口5,950万のうち、約52％がコンテンツに支払いを行い、平均で年間約40.95ドルをビデオゲームに費やすと報告しており、2018年には市場規模が15億ドル規模に達するとの予測を提示していました。