続報:X-Comの父Julian Gollop氏が開発を率いる新作ストラテジー「Phoenix Point」のfigキャンペーンが遂にスタート

2017年4月26日 23:40 by katakori
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「Phoenix Point」

先日、初のゲームプレイフッテージをご紹介したJulian Gollop氏率いるSnapshot Gamesの新作ストラテジー「Phoenix Point」ですが、昨晩50万ドルの資金調達を目指すfigキャンペーンがスタートし、早くも30万ドル調達を突破する状況となっています。

1985年のクラシックChaos: The Battle of Wizardsをリブートし高い評価を獲得した“Chaos Reborn”に続くSnapshot Gamesの新作“Phoenix Point”は、Julian Gollop氏が自身の代表作である“X-COM: UFO Defense”への回帰を掲げた新作で、Firaxis Gamesの新生XCOMシリーズにインスパイアされた戦術要素を兼ね備える新作として注目を集めていました。

満を持してスタートしたfigキャンペーンに併せて、初期ビルドのゲームプレイを収録したプロモーション映像に加え、“Phoenix Point”の概要やプロット、Snapshot Gamesの現状と拡張に関するディテールが判明しています。

■ “Phoenix Point”のプロットについて

  • 2022年:永久凍土を溶かす際に発見された異常なウイルス“Pandoravirus”が科学分野を騒然とさせた。それは、膨大な量のゲノムを持つだけでなく、既存のゲノム情報と合致する遺伝子は僅か1%に過ぎなかった。
  • この“Pandoravirus”は地球圏外からやってきた集合意識を持つエイリアンで、海に流れ出した“Pandoravirus”は海洋生物を全く別の存在に変容させてしまう。その後、“Pandoravirus”は菌状の霧となり漂いはじめ、地上への侵入を果たした。
  • 2057年:地球の人口は10分の1にまで減り、生存者達は世界中に散らばった避難所に集い暮らしていた。少数の勢力が多くの避難所と資源を管理し、それぞれが互いに対立するイデオロギーを掲げ、深い秘密を保持していた。
  • フェニックスプロジェクト:“The Phoenix Project”は、世界に危険が及んだ際に活動しはじめることを目指した世界規模の組織で、優れた科学者とエンジニア、兵士の数人からなるセル単位で行動する。プレイヤーが所属するセルが活動を開始した際、他のセルとコンタクトが取れないことが判明した。プレイヤーは彼らに何が起こったのかを調査しなければならない。

■ “Phoenix Point”のディテールについて

  • 変異するエイリアンの脅威:“Pandoravirus”は、既存の生物を変異させる能力を持つだけでなく、多数の異なる生物のDNAを組み込み、迅速に変異体のクローンを作り上げることができる。ゲームに登場するエイリアンのバリエーションはプロシージャル生成され、戦場に様々な驚きとチャレンジをもたらす。
  • ボスバトル:巨大なモンスターと対峙するボス戦が導入される。モンスターは攻撃や防御、Pandoravirusに満たされた霧の生成、幼虫の生成など、複数の能力を持ちあわせる。プレイヤーはそれらの能力を無力化するために、特定のボディパーツをターゲットとする必要がある。
  • ターンベース・分隊ベースの戦闘:各ミッションは、4人以上の兵士、時には飛行ドローンや地上ドローンを伴い遂行される。戦闘はターンベースで、(X-Com的な)監視や反撃といったインタラクションを特色とする。兵士は耐久値と意思力を持ち、Willポイントは特別なアビリティや肉体・精神の強化に用いられる。
  • 兵士の成長:プレイヤーの兵士は、戦闘もしくは専門設備における訓練を通じて経験を得る。兵士はクラス制で、各クラスに広範囲なスキルツリーが用意されている。これらのスキルは、研究に加え、生存者勢力との取引や関係性から得られる。
  • 武器と装備:様々な技術に基づくバリエーション豊かな武器と装備品が存在する。現存する人類の勢力はそれぞれに固有の技術を持っており、プレイヤーの研究と彼らの技術を組み合わせ、固有の技術を生み出すことが可能となる。
  • プロシージャル生成され、破壊可能なレベル環境:勢力固有の工場を備えた避難所や建造物、廃墟となった軍事基地や工場など、多彩な戦闘ロケーションが登場する。“Phoenix Point”のミッションシステムは、前述したロケーションやフェニックス基地、エイリアンの拠点等に基づく戦場のレイアウトを自動生成する。また、生成されたエリアのあらゆる要素が破壊可能。
  • ジオスケープ:Geoscapeは、プレイヤーに世界情勢を知らせる戦略ビューを提示する。プレイヤーはGeoscapeを通じてオペレーションや建築、研究、ミッション等の計画を立てる。ロケーションの調査は当初の重要な目標であり、避難所とのコンタクトや物資の回収、フェニックスプロジェクトの拠点発見を試みる必要がある。また、Geoscapeを通じてエイリアンの活動が活発化し脅威となる微生物の霧の発生をモニタリング可能。
  • ミッション:エイリアンに襲撃された避難所の防衛や勢力間の対立にまつわる調停といった複数の生存者勢力が絡むものを含め、多彩なミッションとオブジェクティブが存在する。ミッションには誘拐や救助、暗殺、破壊工作、侵入、避難所の乗っ取り、拠点の防衛といった任務が用意されている。さらに、フェニックス組織に起こった事件の調査や都市サイズの巨大なエイリアン“Land Walker”に対する襲撃も存在する。
  • 人類の勢力:作品世界は、カリスマ的な指導者や強力なイデオロギーによって支配された複数の勢力によって分割統治されている。
    • Disciples of Anu:エイリアンの神を崇拝し、謎に包まれた大祭司が支配している。
    • New Jericho:老練な軍人やかつての億万長者が率いる軍国主義勢力。
    • Synedrion:古代遺跡からより優れた新たな文明を作り出せると信じる急進的なエコロジスト達。彼らは数多くの最先端技術を保有するが、その技術を警戒し保護している。

■ “Phoenix Point”の開発とSnapshot Gamesについて

  • “Phoenix Point”の開発は既に1年に渡って進められている。既に優れたAIを備えた戦術バトルシステムが出来上がっており、ジオスケープ(戦略レイヤー)と超大型モンスターの開発に取り組み始めたとのこと。
  • “Phoenix Point”は2018年後半に完成予定。
  • “Phoenix Point”の開発を手掛けるSnapshot Gamesは、X-Comの父Julian Gollop氏と元Gaming Insidersの創設者David Kaye氏が2013年に設立した新スタジオで、ブルガリアのソフィアにスタジオを構えている。
  • 現在のSnapshot Gamesには、Ubisoft SofiaやCrytek Black Sea、その他ブルガリアのスタジオで活躍した9人の開発者が在籍している。
  • 外部のコラボレーターとして、X-Comの楽曲を手掛けたコンポーザーJohn Broomhall氏、The Talos PrincipleとRoad to Gehenna拡張のシナリオを手掛け、現在はSerious Sam 4に取り組むライターJonas Kyratzes氏、Elite Dangerousの世界構築とノベライズを手掛け、Chaos Rebornのリードライターを務めたAllen Stroud氏が参加している。
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情報元及びイメージ:Eurogamer, PC Gamer, Polygon, Fig

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