続編の公開時期も決まった映画“ブレードランナー”の原作“アンドロイドは電気羊の夢を見るか?”をはじめ、ドラマ化が決まった“高い城の男”や“暗闇のスキャナー”、“ヴァリス”三部作といった傑作の数々で知られ、当サイトではFrictionalが生んだサイコロジカルホラーの新たな金字塔“SOMA”の誕生に大きな影響を与えた著名なSF作家フィリップ・K・ディックですが、新たにディックの人生や作品にインスパイアされた一人称視点のアドベンチャー「Californium」(カリホルニウム)が海外メディアで紹介され話題となっています。
また、フランスの人気イラストレーターOliver Bonhomme氏を起用したアートスタイルとディック的な世界の歪みと実存の曖昧さ、ディックがかつて囚われたイクトゥスを思わせるシータをシンボリックに描いた素敵なトレーラーが登場しています。
DarjeelingとNova Productionsが開発を手掛ける“Californium”は、ディックのドキュメンタリープロジェクト“The Worlds of Philip K. Dick”の一部として、今年9月にアナウンスされた新作で、Elvin Greenと呼ばれる薬物中毒で家賃も払えない困窮した作家を主人公に、テレビの中で展開する平行世界の歴史やサイケデリックな1970年代カリフォルニアの日常を侵食する幻覚や魔法的なこの世ならぬものを描いており、ゲームそのものが不遇なディックの人生を思わせる非常に興味深い作品となっています。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。