今年はテキサス州のGaylord Texan Resortで開催中のQuakeCon 2009、John Carmack氏の基調講演も終わり、講演内容が明らかになってきました。
まず、今年に入ってid SoftwareがBethesdaの親会社であるZeniMaxに買収された事に触れ、ゲーム開発者として取り組んでいる事に本質的な変化は無い事などを前置きとして話しています。しかし、そうした状況で資金的な余裕ができた事から、現在id Software内ではトリプルAタイトルを3本並行して開発を進めている事を明らかにしました。
さらにトリプルAタイトルに取り組んでいる担当チームについて語り、一つはDoomチームが開発にあたっている事、これは今回は言及されなかったDoom4の事と思われます。さらに一つは素晴らしいトレイラーも公開されたばかりRAGEチーム、3つめのチームについては言及されず、さらに未発表の大きなタイトルを手掛けている事が明らかになりました。。
その後、Carmack氏はQuake Liveについて言及、同タイトルの成功までにはまだ1年ほどの時間を見ており、Quake Liveにも専任のチームを充てているとの事。
後編ではいよいよRAGEに関する話題や、各プラットフォームに関する話題に突入します。
さて、いよいよ始まったQuakeCon 2009、さっそくRAGEの新しいトレイラーが公開されました。以前お知らせしたid Tech 5エンジンの表現力ですが、動画で見るとさらに凄いことになっています。
前回お知らせした新エンジンの技術資料には影表現に関する事は詳しく書かれていませんでしたが、動画では複数光源からのセルフシャドウなども確認でき、こちらもクオリティの高さが伺えます。
さらに爆発等のパーティクル表現も非常にボリューム感があり、レース時のシーンなど素晴らしく大迫力な物に見えます。表現力も見所満載ですが、何よりもゲームプレイがスピード感に溢れていてさらに期待は高まります。蛇足ですが、雲のもっくもく感が異常です!
本日公式にスタジオ閉鎖を告げたGRINのニュースをお伝えしましたが、5月の大規模なレイオフでGRINを去った25名のスタッフ達がスウェーデンのゴセンバーグに「Outbreak Studios」を新しく立ち上げました。
Outbreak Studiosを設立したのはGRINでTerminator Salvationのリードプログラマーを務めていたPeter Bjorklund氏、同氏はEA DICEのBattlefield: Bad CompanyやAvalanche StudioのJust Cause等にもクレジットされている方です。
同スタジオでは今後PSPやiPhoneなども含めたマルチプラットフォーム開発に力を入れていく事、そして既にトリプルAタイトルのオンライン部分の開発などを行っているそうです。
11月リリースへと少しだけ延期される事になったDragon Age:Origins、ハードなRPGを求めているユーザーには待ち遠しい1本です。そんな中、大量の特典が盛り込まれたコレクターズエディションの詳細が明らかになりました。
さらに以前から詳細が伏せられていたMass Effect 2用の特典はなんとDragon Ageと双方で利用可能な鎧であることも判りました。気になるコレクターズエディションの詳細は次の様になっています。 (続きを読む…)
Ken Levineと2K Bostonの手を少し離れ、2K Marinで開発が進められている期待の続編BioShock 2。これまでBig SisterとLittle Sisterの素晴らしいコンセプトアートは明らかにされていましたが、とうとう今回の主人公となるBig Daddyがコンセプトアートを手掛けているColin Fix氏のサイトにその姿を現しました。
バウンサータイプに近いように見える外観と装備に、主人公らしくなったプロポーション、背中にはEVEとADAMのタンクも見られます。ギミックが仕込まれていそうなPlasmidで使われるであろう左手も気になる所でもあります。同氏のサイトでは左手のアップもご覧頂けます。
バイオニック・コマンドーやTerminator Salvationを手掛けたスウェーデンのデベロッパGRINが昨日12日付けで公式にスタジオの閉鎖を報告しました。やはり手掛けた大作の不振が資金繰りを悪化させたようです。
GRINは1997年にスウェーデンのストックホルムで立ち上げられ、未来を舞台にしたレースゲームBallistics(2001年)を最初のタイトルとしてリリース、その後ゴーストリコン アドバンスウォーファイターやバイオニック・コマンドー、Terminator Salvation等をリリースしました。
公式サイトではCEOのBo Andersson氏とディレクターのUlf Anderssonから最後のメッセージが以下の様に書かれています。メッセージは「ちょっと出かけますが……すぐ戻ってきます」(brb… /afk)と締められています。 (続きを読む…)
待望の続編Assassin’s Creed IIの新しい開発ダイアリーが公開されました。未見のプレイシーンも多く含まれており開発が進んでいる事が伺えます。さらに新しいアートワークも数点見られ、Ezioをサポートする伯父のMarioを初め新しいキャラクター達やダ・ヴィンチの工房らしきイメージも紹介されています。アサシンブレードのディティールなども映っており左手薬指がはっきりと確認できます。
さらにゲームプレイでは前作には無かった貨幣の概念が導入され、アイテムの購入などが可能になるとの事、購入画面も動画後半で確認する事ができます。
開発ダイアリーはあと4本公開される予定、新情報あり次第お知らせいたします。
今年の11月16~17日にカナダのモントリオールで開催されるMontreal International Game Summit 09がスクウェア・エニックスの和田洋一氏による基調講演で開始される事が明らかになりました。
さらにEA MaxisのChris Hecker氏、Little Big Planetを手掛けたPaul Holden氏、ValveでSteamを統括しているJason Holtman氏などの講演も予定されています。
Chris Hecker氏のディスカッションタイトルは「ビデオゲームを文学や演劇と同じ方法で文化的なプロダクトと見なすことができるか?」「アート討論としてのゲーム」という物、非常に興味深い内容となっています。
先ほどHitman新作の話題でRocksteady Studioに関する噂をお届けした所ですが、今度はHitmanの家元IO Interactive側のお話です。デンマークのデベロッパIO Interactiveは現在同社の新IPとなる「Mini Ninjas」という可愛らしいアクションゲームを開発中ですが、元々はHitmanシリーズやKANE&LYNCH等バイオレンスでハードな作風で知られたデベロッパです。
IO Interactiveが力を入れて開発に当たっているMini Ninjasのあまりのテイストの変わり具合に何事かとDevelopが以下の様なインタビューを行っています。新IPに関する取り組みやデンマークのデベロッパに関する現状についても語られる興味深い話が展開されており、Hitman新作とRocksteady Studioに関する噂にも納得のいく状況が伺えます。 (続きを読む…)
ハゲでも渋いエージェント47が活躍する自由度の高さが売りの暗殺ゲー「Hitman」シリーズ、2006年のBlood Money以降新作はリリースされていませんが今年に入り映画も公開され、多くのファンから復活が待ち望まれている人気のタイトルです。
昨日、俳優のMark Sloan氏の職歴からロンドンのRocksteady Studioにおいて同氏がHitman 5のモーションキャプチャー撮影を行った事が明らかになりました。
去年から新作が開発中である事は報じられており、同シリーズを手掛けてきたIO Interactiveが開発しているとの噂でしたが、なかなか続報や詳細が聞こえてこない状態が続いていました。さらに当のIO InteractiveがKane & Lynch 2: Dog DaysやMini Ninjasの開発で手一杯と推測されており、Batman: Arkham Asylumが一段落したRocksteady Studioに白羽の矢が立ったのかもしれません。Batman: Arkham Asylumのテイストもなかなか素晴らしい物なのでRocksteadyの47もちょっと見てみたい気がします。
1995年にリリースされて以来、拡張パックや派生タイトルも含めて相当な数がリリースされてきたHeroes of Might and Magicシリーズ。最近ではDS用にMight & Magic Clash of Heroesというタイトルでアニメ風に大きくイメージチェンジをしたタイトルのリリースが決まり、あまりの変化に驚いたファンも多かったかと思います。 (続きを読む…)
XBLAやPSNでのリリースが決まったCall of Dutyシリーズ一作目を完全移植した「Call of Duty: Classic」、まずは11月10日にリリースされるModern Warfare 2:Hardened Editionにダウンロードコードが同梱され、その後にダウンロード販売が行われる予定になっています。
先日イギリスの販売サイトPlay.comのHardened Editionページに1200MSPのDLCを含むとの記述があり、これがCall of Duty: Classicの価格だろうとの予想がされています。
9月1日に発売されるGuitar Hero 5にアメリカの国民的歌手ジョニー・キャッシュが登場する事が明らかになりました。若い方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、ジョニー・キャッシュはプレスリーと比較しても遜色ない大スター、ロックのみならずカントリーやフォークにも大きな影響を与えた偉大なお方です。残念ながら2003年にお亡くなりになってしまいましたが、こうやって若い頃の姿に……すいません只のファンですorz
そして旧作の「Guitar Hero World Tour」と「Guitar Hero Smash Hits」から有料での楽曲インポートが可能になる事も明らかになりました。さらに「Guitar Hero World Tour」のDLCに含まれる158曲の内152曲も同様にインポート可能との事。
Guitar Hero 5はActivisionから9月1日にリリース予定で、対応プラットフォームはXbox 360、PS3、Wii、PS2となっています。
Bionic Commandoのリリースを終えた後、Terminator SalvationやWanted: Weapons of Fate等のタイトルの不振も重なって大きなレイオフのニュースが報じられたスウェーデンの中堅デベロッパGRIN、6月に入り同社のバルセロナとゴセンバーグオフィスの閉鎖が確認され、さらにストックホルムオフィスでも破綻手続きが進められているのではないかと噂されています。
やはりBionic Commando、Terminator Salvationと続いた大作タイトルの不振が大きな原因の模様、6月から従業員には出社しないようにとの旨が既に通達されており、今後同社がどうなるのか非常に危うい所です。
興味深い事に、先日同じストックホルムのデベロッパFatsharkがGRIN社のDiesel Engineを採用したマルチプレイ用FPSの「Lead & Gold – Gangs of the Wild West」をアナウンスしています。どうも様々生き残り策は講じられているようではあります。
最近のゲームタイトルは本当に映画化のニュースが多くて、どれがどれだか思い出せなくなってしまうほど。今度はCIAの特殊工作員Rico Rodriguezが活躍する自由度が高いサードパーソンビューのアクションゲーム「Just Cause」が映画化される事が判りました。
監督はAdrian Askarieh氏、調べてみるとこの方はゲームとコミック関係の映画ばかり手掛けています。映画版「Hitman」のプロデューサーであり、続編の「Hitman 2」も準備中でそちらでは監督を努める模様。「Kane & Lynch」でも監督としてクレジットされており、さらになんとMidwayのThe Rock兄貴が暴れ回るアクションゲーム「Spy Hunter」映画版の監督もこの方。さらにDevil’s Dueのホラーコミック「Hack/Slash」と「Lost Squad」でも監督を務めるという、凄いというかむしろこの内の何本が実際に日の目を見るんだろうかという素朴な疑問や不安が脳裏をかすめずにはいられないラインアップ。
近年ゲームタイトルの映画化が本当に幅をきかせていて、すっかりハリウッドのトレンドとなった感もあります。「Just Cause」は素晴らしいおバカ映画になりそうなポテンシャルを色んな意味で秘めているので、映画化発表のニュースに対してぜひ実現させて欲しいと言うのも全くおかしな話なんですが、なんとか日の目を見させてあげて頂きたいと思います。
Jack Blackが主人公を演じるおバカ(褒めてます)ヘビーメタルアクションのBrutal Legend、オジーやメタルゴッドことロブまで出演するメタルファン落涙の期待作。今回なんとEAデンマークから同作サントラの内容が明らかなり、それがなんとも素晴らしいラインアップ。ヘビーメタルの教科書とも言える様な内容とボリュームになっています。
古くはジューダス、バッジーに始まりサバス、メガデス、アンスラ、マノウォー、レーサーX、モーターヘッド、スレイヤー、モトリー、スコーピオンズにホワイトスネイク!ああすいませんいちいち書いてたらキリがありませんでした……、新しめではチルボドやドラゴンフォース、マストドンなんかまで。そんな教科書的なラインアップにしれっとカーカスやガールスクール、ロブゾンビ、ENSLAVED等が混ぜられているという気の利きよう!なんと75バンド108曲からなる怒濤のサントラとなっています。詳しいトラックリストは以下! (続きを読む…)
10月20日に各プラットフォーム同時リリースの予定だったDragon Age:Originsですが、リリースが少しだけ延期される事が明らかになりました。公式の発表では北米で11月3日、そしてヨーロッパでは11月6日にXbox 360とPC版がリリースされるとの事。残念ながらPS3版は北米・ヨーロッパ共にリリース日が確定していませんが、11月中には発売されるとの事。
Dragon Age:OriginsはBioware社が送り出す久方ぶりの正統派ファンタジーRPG、開発段階から名作Baldur’s Gateシリーズを引き合いにした発言も多く見られ、精神的な後継策とも評される期待の骨太RPGです。残念ながらAD&Dルール準拠の物では無くなり、表現も完全3Dに進化しましたが、Baldur’s Gate臭がプンプンするハードな感じに仕上がっています。今回の発表は残念ではありますが延期が少しだけで安心しました。11月を楽しみに待っていたいと思います。
イラク戦争を舞台にしたFPSタイトル「Six Days in Fallujah」を開発していたAtomic Gamesの閉鎖が近づいているという噂が聞こえてきました。75人の従業員を解雇し、すでに数えるほどしかスタッフが残っていないとの事。
Atomic Gamesはアメリカ国内ではナイーブな問題であるイラク戦争をテーマにしたことで大きな批判を浴び、当初コナミが担当していたパブリッシャーも失いリリースの目処が立たない状況に陥っていました。今後は姉妹会社のDestineerから資金提供を受け小さなチームで開発を継続するだろうと予想されています。
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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