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昨晩、新生「SimCity」のクリエイティブディレクターとアートディレクターを兼任し、ローンチ前に素敵なフィルター効果の紹介や進捗の報告を独自に展開していたOcean Quigley氏と、同じくSimCityのリードアーキテクトを務めたAndrew Willmott氏、リードゲームプレイエンジニアDan Moskowitz氏の3人が揃ってMaxisを退社し、新スタジオ“jellygrade”を設立したことが明らかになりました。

既に“jellygrade”の公式サイトやtumblrもオープンしており、多くのMaxisシムを手掛けたベテラン達が、原初の地球を舞台に生命誕生を描く新しいシミュレーション作品の開発を開始したことが判明。iPad向けのリリースを視野に入れた、新しいシミュレーションエンジンの構築を開始したことが報告されています。

長年勤め上げたMaxisとEA退社についてPolygonが行った確認に応じたQuigley氏は、愛情を注いで作り上げた新生“SimCity”に十分なサーバが用意されず、結果損なわれてしまったローンチに“狼狽した”と語り、この失敗が退社を後押ししたものの、何れにしろスタジオを去っていただろうと説明。18年に渡るスタジオ勤務を経て、大企業によって計画されたプロジェクトリストに沿うのではなく、改めて自分自身が作りたい新しい物に取り組む時期がやってきたと語りました。

Quigley氏も参加したSporeの要素も感じられる“jellygrade”の新作ですが、ウィル・ライトの構想を支えてきた3人がどんな惑星Simを誕生させるのか、プロジェクトの今後に改めて注目が集まるところです。