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10月上旬に新ハードSteam MachinesやSteam Controllerに関連する開発者向けイベント「Steam Dev Days」の実施を発表したValveですが、新たにイベントの公式ページが更新され、2014年1月15日と16日に行われる本イベントにて、Valveが予てから開発を進めていたVRハードウェアのデモを行うことが明らかになりました。

“Steam Dev Days”会場で行われるVR技術に関するプレゼンテーション“What VR Could, Should, and Almost Certainly Will Be within Two Years”は、2011年5月のValve入り以降、ウェアラブルコンピューターの開発を進めていたMichael Abrash氏（※ Xbox開発やIntelのLarrabee開発に深く関わり、カーマックやTim Sweeny氏と並ぶ天才技術者として知られる）が行うもので、今後2～3年のうちに、手軽なVRハードウェアに何ができるのか、その経験を実証するために作り上げたプロトタイプのVRハードウェアを用い、その可能性や経験の種類をレクチャーするもので、会場では出席者の中からプロトタイプのテスターが選出されるとのこと。

なお、Jeri Ellsworth女史がまだValve社内のハードウェア部門に在籍していた昨年9月にThe New York Timesが報じたValveの新型ハードウェアに関する記事には、同部門のGordon Stoll氏がOculus Rift的なVRデバイスのプロトタイプを装着して見せる様子が紹介されており、独自のVRデバイス開発が進められていることが判明していました。

同イベントで開催される別のVR技術に関するパネルでは、Joe Ludwig氏がVR技術を利用したSteamのストアやオーバーレイ、Steamworks用の変更に関する発表も予定されており、Valveが一体どんなVR利用を思い描いているのか、年明け早々に行われるイベントの続報が待たれる状況となっています。