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先日からちらほらと噂が出ていたスパイダーマンゲームの新作「Spider-Man: Shattered Dimensions」がActivisionから正式にアナウンスされました。併せて映像なども公開され、平行宇宙展開が得意（？）なマーベルの幅広いの一言では表現しきれないカオスな原作を基に4つのスパイダーマンワールドが描かれるとの事。

当然その内の1つはお馴染みのピーター・パーカーが主役のSpider-Manとなるわけですが、今回の正式アナウンスではなんとMarvel Noirシリーズから”Spider-Man Noir”が登場、ノワールの名の通り1933年のニューヨークを舞台にピーターとオズボーンが暗黒街などを舞台に戦いを繰り広げるという設定はカオスですが、その雰囲気とテイストはノワールに相応しい渋いタイトルです。

という事でのっけからSpider-Man Noir登場というあまりにぶっとんだそのセレクトに、残る2つのスパイダーマンに何が選ばれるのか、やはりファンは気になるところ。その2種類の候補についてJoystiqが予想を発表、次の様な候補が選ばれています。どれが来ても楽しそう……。詳細は次の様になっています。

■ Spider-Man: India

知らない方が見たらパロディかと勘違いしかねないインドなスパイダーマン、靴が非常に繊細であまり強く無さそうな可愛いスパイーダーマンです。さすがに中身がピーター・パーカーでは無理があって、Pavitr Prabhakarというインドの貧しい少年が主人公となっています。奨学金を貰うために勉強を頑張るPrabhakar君がヨガの達人からスパイダーマンの能力を授かる……というマーベルのフリーダムさが滲み出るタイトルです。なお画像の後ろに見える触手みたいなのは敵のドクター・オクトパスの手です。

■ Spider-Man 2099

次は2099シリーズからSpider-Man 2099！こっちはいかにもゲームに登場しそうな未来のスパイダーマンです。能力も便利なかぎ爪が登場し、スパイダーセンスが無く、その代わりに恐ろしく優秀な身体能力を兼ね備えている等、オリジナルからの変化も多くゲーム的にも描きやすい事受け合いです。

こちらも主人公はピーター・パーカーではなくミゲル・オハラという科学者の方、ストーリーの方も2099シリーズはかなりハチャメチャでカオスな事になっていてタイムスリップなどもあるので、こちらもまたゲームとは絡めやすいかも知れません。

■ Zombie Spider-Man

超展開もここまでくると気持ちが良いMarvel ZombiesシリーズからZombie Spider-Man、これは是非出して欲しいけどちょっと無理なんじゃないかとも思います。背景的な事から考えるとスパイダーマンが喰って喰って喰いまくるゲーム？怖いわ！しかしCoDにゾンビモードを搭載してくるActivisionですから、こちらもまだまだ油断なりません。

■ Spider-Man: 1602

これも割とありそうなMarvel 1602からSpider-Man: 1602が登場です。このシリーズは1602年のイギリス、エリザベス朝時代を舞台にした物で、スパイダーマン以外にもキャプテンアメリカ、ニック・フューリー、雷神ソー、ファンタスティック・フォーの面々にドクターDoomとマグニートまで登場するというカオスな物。ですが、問題が1つあってスパイダーマンがあまり活躍しないという事……。

■ Spider-Ham

大本命これは出して欲しい！なぜか豚になったスパイダーマン”Spider-Ham”！他のキャラクター達も動物化した可愛らしい（？）シリーズですが、これはちゃんと中身はピーター・パーカーです。こちらもなかなかアナーキーでカオスな事になっていて、マーベルゾンビともクロスしてSpider-Hamゾンビになった事もあります。みんな豚になって登場したらセールスはともかく後世に語り継がれる神ゲーになる事は間違いありません。

以上、残る2つのスパイダーマンがどんな物になるのか、まったく詳細は明らかではありませんが、上記の様なアナザーストーリーから登場する可能性は少なくありません。是非ゾンビとハムを登場させてバットマン アーカム・アサイラムがいきなりハードルを上げてしまった原作物タイトルの壁を斜め上に破壊して欲しい所。映像見る限りアーカムアサイラムを意識しすぎた雰囲気を感じずには居られないのが正直な所なので、是非頑張って頂きたい。

マーベルゲーは……のこれまでを是非ひっくり返して欲しいSpider-Man: Shattered Dimensionsのリリースは2010年秋頃の予定で、対応プラットフォームはPS3、Xbox 360とWiiとなっています。