昨日はベータ版ビルドのNDA解禁から判明した新アイテム3種、どこでもアイテムを分解出来る“Nephalem Cube”、冒険先でアイテムを売却出来る“Cauldron of Jordan”、新しいタウンポータル“Stone of Recall”の詳細や、リソースシステムを含めたキャラクターの概要などをお届けした「Diablo III」ですが、今回はこれまでのシリーズ作品で馴染み深いスキルツリーやスキルポイントの完全な廃止など、キャラクターの育成に関する新しい情報をまとめてお知らせします。
これまでのビルドでもキャラクターの成長に深く関わるスキルシステムやレベリングシステムに何度となく変更が加えられてきたDiablo IIIですが、ベータ版ビルドでは遂にこれまで慣れ親しんだスキルツリーが完全に撤廃。キャラクターが持つスキル用スロットにスキルをセットすることで利用可能になることが明らかになりました。
スキル用スロットの数は初期レベルで2つ、その後6レベルで1つ、12、18、24レベルでそれぞれ1つづつスキルスロットが追加され、最終的に6つのスキルスロットが利用可能になります。
昨年行われたBlizzConにてパッシブスキル(取得するだけで効果を発揮するような受動的な能力)が“Traits”として攻撃スキルなどのアクティブスキルと別管理されることは既に報じられていましたが、今回のベータ版ビルドから“Traits”の名称が改めて“Passive skill”に変更されたことが明らかになりました。
Passive skillも上述のスキル達と同様スロット管理になっており、10レベルで最初の1スロットが解除され、以降20、30レベルで合計3つのPassive skillが利用可能になります。
上述のスロット管理による新しいスキルシステムはこれまでのシリーズタイトルをヘビーに楽しんできたプレイヤーにはまさに青天の霹靂と言える抜本的な改革と言えますが、さらにこれまで何度か示唆されていたスキルポイントの廃止も実現したことが今回のNDA解禁から明らかになっています。
現在のところキャラクターのステータスUIなどが公開されていないことから、今の所自動割り振りになるのか、STRやDEXなどといったステータス自体が存在しないのか詳細は不明ですが、キャラクターの育成システムをまったく違う物にするとこれまで何度も口にしてきたBlizzardの取り組みが本気であることがひしひしと窺える決定だと言えそうです。
なお、前作のチャーム(インベントリに入れておくだけで効果があるアイテム)を改訂し導入される予定だった“Talisman”システムの導入は取りやめになったことが過去に判明しています。
昨日はゲームのインベントリシステムを根本から変えてしまうポテンシャルを持った新アイテム“Nephalem Cube”と“Cauldron of Jordan”、“Stone of Recall”の詳細をお知らせしましたが、さらにDiablo IIIの街にはロック解除により最大5層まで利用可能な巨大なスタッシュが容易されていることが明らかになっています。
これまで紹介してきた内容から、Diablo IIIのキャラクタービルドが前作ほどの幅を出せないと感じるヘビープレイヤーも多いのではないかと思いますが、恐らくオークションハウスの登場とBlizzardの取り組みを鑑みれば今作におけるキャラクタービルドはアイテムに重点を置いたものにシフトしているのではないかと予想されます。
その典型的な例として、各キャラクターのスキルを大きく変質させるCrimson、Indigo、Obsidian、Golden、Alabasterと5種類用意された“Rune”システムが上げられますが、今回のベータ版ビルドでは残念ながら登場していないことが明らかになっています。
今回のベータ版に収められたのはAct1の内容で、ディレクターのJay Wilson氏によるとRuneの登場はAct2以降とのこと。
昨年のBlizzconにて発表された成長要素を持つ街の商人NPC“Artisan”ですが、今回のベータ版ビルドにはこれまで登場が判明している3人のうち、鍛冶屋である“Blacksmith”が登場。実際に彼が成長し、新しいアイテムを作成可能になる様子が見られたとのこと。
これはWizardでプレイしたユーザーが経験したもので、ゲーム中にアイテムとして登場した“ページ”を集め、それを合わせてクラフトアイテムのレシピとなる“Tome of Training”を作成。このTomeをBlacksmithに渡すことでアップグレードが行われ、より強力なワンドが作成可能になったとのこと。
レシピ収集と拡張がゲーム全編を通じて行われると考えると、これも巨大なプレイ要素の1つとなることは間違いないと言えそうです。
また、先日NDA解禁と共に公開されたスクリーンショットにはDiablo III用の新しいBattle.netに関するイメージも複数登場しており、ゲームプレイの実績が非常に判りやすく視覚化されるバナーシステムが用意されることが明らかになりました。
このシステムはプレイヤーがこれまでのプレイで実現してきた功績について、判りやすいフィードバックを得ることを目的にしたもので、他のプレイヤーからも確認可能であることから、新しいフレンドやライバルがどのくらいゲームをプレイしてきたキャラクターであるかが一目で分かるシステムとなっています。
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