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冗談の様なタイトルですが、お馴染みElectronic Artsがフロリダのフィットネスサプライを販売する企業“Energy Armor”がElectronic Artsのロゴに酷似したロゴを使用しているとして提訴、先日カリフォルニアの裁判所で裁判が行われたことがGamasutraの報告から明らかになりました。

訴えられた“Energy Armor”は主力商品として酷似したロゴをあしらったリストバンドを販売しており、バンドに散りばめられた火山灰が発するマイナスイオンが着用者の神経機能を向上させ、バランスと柔軟性を改善するなどと訳の解らない事を供述……いや主張しています。

Electronic Artsはこの商品がEA Sportsに関係する有名スポーツ選手達が着用するブランド製品（※ PGAなど）との作為的な誤解を招くもので、消費者への混乱と誤りを引き起こすだけでなく、Electronic ArtsとEnergy Armorの関連性をも想起させる内容だと批判。直ちにEAマークの使用を禁止するよう法廷への依頼を行っています。

なお、Energy Armorが作成したEAそっくりロゴは商標登録が保留状態となっており、明らかに露骨なやり口に言い分が通らないことは確実だと思われますが、Electronic Artsの訴えに対し、ロゴを失うことによる全ての利益とロゴ修正を告知するための費用や損害、代理人の費用などに関する支払いを求めているとのこと。

本日はBethesdaがNotchの商標放棄と和解の提示を断り、あくまで裁判で決着を付ける姿勢を明らかにしたことをお伝えしましたが、こういった商標転がしや明らかに悪意を持って各種運用を行う悪質な存在により、本来有効に前向きな利用を保護するための商標や著作権、あるいは特許といったクリエイティブな権利が、必要以上の防衛とより堅牢な状態が求められる本末転倒な状況を作り出していると言えるのではないでしょうか。