先日THQのフロントマンとして活躍してきたコアゲーム部門のボスDanny Bilson氏の退社と共に、元Naughty DogのJason Rubin氏が新社長に就任しTHQ再生に向けた舵を取ることが明らかになりました。
先日開催されたE3を機に、様々なインタビューに登場し現状や今後の見通しを明らかにし始めたJason Rubin氏が新たに今回の深刻な経営危機を巻き起こした直接的な原因である“uDraw”タブレットについて言及、140万台残る在庫を年末までに売り切るとの見解を明らかにしました。
これは氏がThe Vergeに語ったもので、140万台の在庫に対し“私たちは砂漠にこれらを埋めるようなことはしない”と発言(※ これは1982年に業界総倒れの大暴落を巻き起こした所謂アタリショックの直接的な原因とされる“E.T.”の不良在庫がニューメキシコ州の埋め立て地に埋められたというまことしやかな都市伝説の指す滑稽な商習慣の隠喩、なお実際に埋められたかどうか真相は不明)、残る在庫をホリデーシーズンに向け小売業者に全て売り切るだろうと語っています。
Rubin氏によると、この計画はゲーム販売系以外の小売りを対象に想定しているもので、余剰在庫を捌くための割引販売も検討しているとのこと。なお、どういった分野への販売を想定しているのか、詳細については明かされていません。
また、uDraw災害から何か学ぶところはあったかとの問いに対し、Rubin氏は“確かにあった”と回答、“iPadがリリースされる前にデッサン用タブレットなど作るべきではない”と語り、“何故このような自体になったのかさっぱり理解出来ない”と率直な意見を述べています。
余談ですが、Venturebeatのインタビューに登場したTHQのCEOを務めるBrian Farell氏はJason Rubin氏の起用により株価が底値を打ったと述べ、遂に立ち直り始めたと説明。Q4業績報告で提示したタイトルラインアップなど、今後のコアビジネスとデジタル販売のキャッシュフローが健康な状態にあることを強調しています。
さらに、Brian Farell氏はEAへのUFCライセンス売却についても触れ、THQがUFCタイトルを高いレーティングが与えられるフランチャイズに育てたことを述べ、現状十分な利益を上げていないUFCタイトルがEA Sportsへと移ることがフランチャイズにさらなる成長をもたらすとして、EAとUFC、THQの3社全てが望むWin-Win-Winな勝利だとアピールしました。
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