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昨年12月上旬にiOS版の無料セールが行われた傑作パズル「Monument Valley」ですが、新たにustwoが本作の販売に関する統計情報をアナウンスし、2015年のダウンロード数が2014年の10倍近い2,100万を超え、iOSとAndroid、Amazonデバイス版を含む世界的な累計ダウンロード数がおよそ2,400万規模となったことが明らかになりました。

ustwoのボスDan Gray氏によると、2015年1月15日時点における累計ダウンロード数は240万本（うち40万が無料DL分）だったものの、その後2015年内におけるダウンロード規模は2,100万本を突破し、うち700万本以上がAppleの“今週の無料APP”やGoogleとAmazon Undergroundにおける無料分が占めたとのこと。また、氏はiDreamSkyの協力を得て実現した中国語版のリリースにも爆発的な伸びの要因があると説明しています。

また、期間限定の無料化で大きくダウンロード規模を延ばしたiOS版プレイヤー全体のうち、実に35％ものユーザーが有料DLC“Forgotten Shores”を購入しており、12月の無料期間中に入手した新規プレイヤーのうち約10％が同じく“Forgotten Shores”の購入に至ったとのこと。

エッシャーの作品をインタラクティブ化したようなパズルと、エモーショナルなストーリー、愛らしいキャラクター達が印象的な“Monument Valley”は、“BAFTA 2015”の最多ノミネートや“GDC Awards 2015”の最多受賞を果たし高い評価を獲得したほか、2015年2月には人気ドラマ“House of Cards”のストーリーに直接関係する要素として登場し、その後爆発的な販売増を記録するなど、各方面で大きな話題を集める状況が続いていました。