2019年9月の「ボーダーランズ3」発売から実に6年、野心的なスピンオフ“ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界”を経て、人気シリーズのナンバリング最新作『ボーダーランズ4』が遂に本日世界的な発売を迎えました。
待望の復活を果たす最新作の発売に先駆けて、2Kより製品版に近いレビュービルドを提供いただき、一足先に最新作の全容をこの手で確かめることができました。
今回は駆け足でメインストーリーをクリアし、“究極のヴォルト・ハンター”ランク1でウィークリーコンテンツを含むエンドゲームの一部をプレイした状態のレビューをお届けしますが、最初に結論を言ってしまうと、『ボーダーランズ4』は前作を軽々と超える進化を果たしたシリーズ最高傑作です。
Gearboxは、予てから『ボーダーランズ4』がこれまでの要素を全方位的に強化・改善する作品だと豪語していましたが、その試みは1つも漏れることなく、文字通り“全て”の強化と改善に成功したと言わざるを得ません。
あらゆる要素の品質が前作以上に磨き上げられているわけですが、品質に留まらず、コンテンツの量も極めて異常で、これを全て探索して味わいつくすまで、どれほど楽しみが続くのか、UVHランク2が見えてきた現状のプレイ時間は僅か70時間強ですが、探索やサイドクエスト、各種収集、装備強化やビルドの最適化など、やるべき事はほとんど終わっておらず、全体的なボリュームがまだ全く見通せていません。質・量ともにとんでもない化け物が出来上がったと感じています。
アクションシューターにRPGシューター、ルーターシューター、「ボーダーランズ」は様々な呼び方でカテゴライズすることができますが、最新作『ボーダーランズ4』はシリーズの枠に留まらず、こういったジャンル全体の頂点に座する新しい傑作だと言えるでしょう。
筆者が「ボーダーランズ3」をレビューした際もシリーズ最高傑作と評価しましたが、当時の感想は、シリーズのフォーミュラを限界まで研ぎ澄ませたことで、遂に「ボーダーランズ」が完成してしまったという思いが強い評価でした。
筆者は基本的に(同じチームやデベロッパが開発している)シリーズタイトルは、一部の例外を除いて最新作がいつでも一番面白いと考えているのですが、「ボーダーランズ3」を傑作と感じた際の印象には、ここまで出来上がってしまうと次はどうなるんだろう、これがテンプレート化するのではと、一抹の不安が混じっていたことを今でもはっきりと覚えています。
『ボーダーランズ4』をプレイして驚いたのは、前作の全てを強化・改善して出来上がった新しい最高傑作を前にして、これはまだ全く到達点ではないと強く感じたことでした。
これは、最新作に何かの不足や物足りなさを感じたわけではなく、『ボーダーランズ4』が果たした進化と強化のポテンシャルに、巨大な余力と余白、伸びしろを見いだしたことによるもので、「ボーダーランズ」シリーズは本作を起点に、新しいステップを軽々と歩みだすだろう、そういう未来が容易に想像つく。『ボーダーランズ4』はそんな余裕さえ感じさせる、極めて力強い作品に仕上がっています。
■ 銃撃戦とアクションの進化が生む圧倒的な快楽
今回は各種ディテールとメカニクスを広範囲に掘り下げる時間が確保できなかったため、細かな仕様やシステムの紹介は控えますが、『ボーダーランズ4』最大の楽しさは、なんといっても銃撃戦と戦闘アクションの圧倒的な快楽と心地よさでしょう。
射撃感やプレイフィールは前作「ボーダーランズ3」を踏襲していて、シリーズのプレイヤーであれば、ほぼ同じ感覚でプレイ可能ですが、細かなレスポンスや操作感、アクション全ての手触りと洗練が素晴らしく、終始ドーパミン全快の戦闘が心ゆくまで満喫できます。
ここにビルドの多彩さ、膨大な数の銃、バリエーション豊かな敵、グラップリングや緊急回避に有用なダッシュといった様々な要素が渾然一体となって奏でられる戦闘の気持ち良さと快楽は、レビューで言葉にしてしまうと失格・敗北だと理解しつつも、“ヤバい”と表現するのが最も近いと言わざるを得ません。
戦闘の難易度は少し上がったように思えるのですが、このちょっとした難しさ、絶妙な厳しさが前述の印象をかなり際立たせているようです。
もちろんボスや強敵を一瞬で溶かすような、ボーダーランズならではのパワーファンタジーもしっかり健在です。お気に入り武器の与ダメージをクラスMODと強化パーツ、自分なりのビルド最適化、5枠用意されたセット効果で最大まで強化して、苦戦したボスや強敵を相手に余裕の勝利を収める快感たるや筆舌に尽くしがたく、戦闘とアクションそのものが強い中毒性を持っているため、壮麗なオープン環境を散策する心地よさとの緩急によって、快適なプレイ時間が長く続く経験がとても印象的でした。
加えて、緊張感のある難易度と戦闘の快楽を下支えしているのが、最新作の非常に整理された見事なUIやUX、隅々まで行き届いたプレイしやすさと数々のQoL向上で、戦闘の敗退時から再戦までに生じるストレスの少なさが油断ならない戦闘の楽しみを損なわず、モチベーションを維持させることに成功しています。
戦闘と探索のみならず、あらゆる場面でプレイしやすい状態が整っていることも『ボーダーランズ4』の素晴らしい点で、戦利品の整理に役立つフィルター機能や手軽に楽しめるCo-opマルチプレイヤー、いつでも呼び出せるように進化したビークル、シームレスかつ広大ななオープン環境、素晴らしい日本語ローカライズによる良好な可読性に至るまで、細かく積み重ねられたストレスの緩和が、シリーズのカジュアルなアクションシューター体験を過去最高レベルの心地よさに引き上げています。
新しい4人のヴォルト・ハンターも実に見事な出来。プレイスタイルや能力面でそれぞれの個性を際立たせつつも、単独であらゆる状況に対応できるだけのビルド多様性をしっかり確保していて、多種多様なアプローチの戦闘が楽しめるのも大きな魅力の1つでしょう。
ヴォルト・ハンターとビルドの仕様については、従来のグレネード装備スロットに代わって、重火器やグレネード、投げナイフを選んで装備可能となった“オードナンス”スロットと、特定の武器メーカーを強化する“強化パーツ”スロットによるビルド強化のバリエーション増が非常に印象的で、一部の強武器に偏りがちだった前作よりも武器選択の幅や装備の流動性が有意義に高まったと言えます。
この辺りの細かな品質向上と調整によって、どのヴォルト・ハンターを選んでも十分に戦える状態に仕上がっていますので、安心して第一印象でプレイするキャラクターを選択して問題ありません。格好良いのを選びましょう!
一方で、前作から大きく変化した点と言えば、やはり作品全体を貫くダークでシリアスなトーンでしょうか。
『ボーダーランズ4』では、小学生レベルのおふざけやギャグがなりを潜め、Gearboxが“地に足の着いた”というのも納得の、ダークでシリアスなストーリーが展開し、(ハンサム・ジャックやツインズの軽やかさとは打って変わって)ある種の真剣な悲壮感さえ纏わせる強大な敵たちが登場します。
これは、ストーリーの設定上どうしても避けられない変化であり、好みはそれぞれかと思いますが、「ボーダーランズ」ならではのユーモアが失われたわけではありません。確かに以前のような軽薄さ、お馬鹿成分は目減りしていますが、サイドクエストをはじめ、愉快なコンテンツは各所にたっぷりと用意されていて、広大なオープンワールド世界の探索を満喫することができるので、安心してください。
予てから、当サイトでは「ボーダーランズ」シリーズの魅力について、楽しい銃撃戦や中毒性の高いルーターシューター、ユーモアに満ちたはみ出し者たちだらけのキャラクター、彼・彼女らが織り成すエモーショナルなドラマといった表層とは別に、壮大な宇宙規模の神話的物語が存在することをしばしばご紹介してきました。
筆者は長年シリーズのロアを熱心に追いかけてきたファンの個人的見解として、(Gearboxは以前からこの神話的物語を極めて巧妙にはぐらかしつつ、常に明言を避けていることから、全てが想像の域を脱しない未確定要素ながら)最新作『ボーダーランズ4』は新しいサーガの始まりを告げる作品だと考えています。
これはつまり、初代「ボーダーランズ」から「ボーダーランズ3」が1つのサーガ、あるいはストーリーアークだったと捉えていることに由来しているのですが、最新作を最後までプレイして、旧サーガの終わりと新サーガの始まりについて、確信に近い所見を得たため、この機会にこれまでのサーガを総括した上で、新サーガの見どころをまとめておきたいと思います。
「ボーダーランズ」シリーズの大きな物語というのは、端的に言えばエリディアンやガーディアン、デストロイヤー、ウォッチャー、セイレーン等を巡り、散発的かつ遅々として進行している謎に満ちたストーリーを指しているのですが、前述の通り、これが何を描くものなのか、その詳細は未だ明らかになっていません。
しかし、本作の奥底で進行している物語や作品のテーマの一部については、ゲームの舞台や存在、幾つかの展開から、その一旦を伺い知ることができます。
筆者はプリシークエルを含む初代から「ボーダーランズ3」までを、個人的に“パンドラ”三部作だと捉えています。お宝の山が隠されているとされる惑星パンドラのヴォルトに、ハンターたちが集まる。そこに潜んでいたものは、実のところ災厄と混沌そのものであり、その鍵を握るのは惑星の月エルピスや翼を持つ魔女のような存在セイレーンだった。
このパンドラとエルピスを巡る物語は、その名称が示す通り、ギリシャ神話における“パンドラの箱”の物語(※ プロメテウスが天界の火を人類に与えたことで怒ったゼウスが、人類を罰するために災厄を詰め込んだ“かめ”を作り、自ら創造した人類最初の女性パンドーラに持たせ地上に送りこんだ。彼女は決して開けてはならない“かめ”を好奇心に抗えず開けてしまい、人類は“かめ”から噴出した病気や憎しみ、嫉妬、戦争等によって苦しみを知ることになるが、かめの底に唯一残っていたのは“希望”エルピスだった……)を現代的に再解釈したもので、惑星パンドラとその月エルピスは、そのまま神罰である“災厄”とそこに残る“希望”のメタファーだと捉えることができます。
翼を持つ姉妹たち“セイレーン”の存在や語り部マーカスの存在を含め、「ボーダーランズ」の壮大な物語は、もはや直接的すぎるといっても過言ではないほど、ギリシャ神話もしくは古代ギリシャの叙事詩を踏襲した構造となっています。
エルピスを“希望”と捉えるのは、広く一般的な解釈ですが、「ボーダーランズ」の面白いところは、これが真の“希望”なのか、それとも神罰の1つとして作られた“災厄”の1つなのか、その捉え方を明示せず、最新作での役割を含め、解釈をプレイヤーの判断に委ねているところにあると言えるでしょう。
エルピスが何を示しているのか、その答えは明らかにならないまま、この月はパンドラを飛び出し、最新作の舞台である惑星カイロスに衝突することになるわけです。これと同じように、セイレーンについても、彼女たちが(本人の意思が及ばない宿命としての)守護者なのか破壊者なのか、或いはその名が示す“警告”(サイレン)なのか、その正体は謎に包まれたままです。
これまでの物語が本当にギリシャ神話的な解釈に基づいているのか、実際のところは何も分かりませんが、「ボーダーランズ」におけるパンドラとエルピスの物語には、エンジェルを含むセイレーンの天使的な扱いや幾つかの描写・表現を含め、キリスト教的世界観の影響がしばしば見て取れ、善悪の対立や表層的な戦いの縮図には、神話的・宗教的背景との二重性のようなものさえ感じられます。
つまり、「ボーダーランズ」の背景にある大きな物語やテーマについては、作品の舞台や重要人物の名称がテーマやモチーフの分かりやすい暗喩となっていて、そこからかなり色々なことが類推される、ということです。
ということで、これまでの展開を元に最新作のプロットを改めて見直してみましょう。
■ 『ボーダーランズ4』から始まる新たなサーガ
とある出来事から、パンドラ(の箱)を飛び出したエルピス(希望or災厄)は、タイムキーパーと呼ばれる謎の人物が数千年に渡って支配してきた惑星カイロスの空を破り、混沌をもたらす、という展開が最新作のプロット。
閉ざされた環境で完全な支配と統治が敷かれていたカイロスに、空からお馴染みの仮面や外の社会のあれこれが降り注ぎ、自由意志に目覚めた人々が、それぞれのやり方で自由のために全体主義的な支配者タイムキーパーに立ち向かうことになるわけですが、先日行われたプレビューイベントでインタビューを行った際、Gearboxのランディ・ピッチフォード氏とアンドリュー・ライナー氏は、最新作のテーマの1つが“統治と自由の相反的な対立”とそこに生じる“矛盾”にあることを強調していました。
統治の最も極端な形が独裁主義社会である一方、最も過激な自由がカオスというわけですが、『ボーダーランズ4』はこれを自分自身に投影してみたり、キャラクターに投影してみたり、ときはストーリーに当てはめながら、この奥深いテーマを掘り下げていくことになります。
ここでもまた、新たな舞台と重要人物の名前が作品のテーマを象徴していることが分かります。
舞台となる惑星の名称“カイロス”という言葉については、これまでの“パンドラ”に比べて、あまり馴染みのない方が多いかもしれません。
カイロスというのは、ギリシャ神話世界において、時間の質的概念を指すもの。これをタイムキーパーと呼ばれる人物が外界から惑星を隠匿し守護しているというのは、これまた実に神話的な設定で、ここに希望と災厄の象徴であるエルピスがぶつかり、混沌と自由をもたらすというのは、極めて興味深い展開だと言えるでしょう。
カイロスというのは、クロノスと対になって使われる時間的概念の捉え方の1つですが、“クロノス”は我々が過ごしている、一定の速度で流れる量単位的時間、つまり一般的な時間のこと。(※ 時計のクロノグラフや年代記のクロニクル、お馴染みクロノ・トリガー等に使われている“クロノ”です)
一方で惑星の名前である“カイロス”時間というのは、決定的な瞬間、特別な瞬間を指す、“好機”のようなもの。時は満ちた!時は来た!などという場合の“時”を指すものだと言えば分かりやすいでしょうか。
カイロスがどういう“時”を指し、タイムキーパーは何を・なぜ、守っているのか、その詳細は不明ですが、非常に興味深いのは、これまでのパンドラサーガにも見え隠れしていた、キリスト教的世界観の影響が最新作でより強まっていることでしょう。
ギリシャ神話におけるクロノスとカイロスは、そのまま単位的な“時間”と瞬間を指す“時”として用いられますが、新約聖書にも用いられる神学用語としてのクロノスとカイロスには、それ自体に深い意味があり、より物語的な装置としての機能を持つことになります。
(※ カイロスという時間の表現は、新約聖書のマルコ福音書1章15節における“時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい”という著名な言葉にも使われていて、現代の英訳聖書では一般的に“Time”と記されていますが、コイネー・ギリシャ語の原典においては、この“カイロス”が用いられ、日・時間・分に基づく一般的時間“クロノス”と明確に使い分けられています)
エルピスがもたらした破壊によって、人間に自由意志が生じる様は、パンドーラ(人類最初の女性)とかめ、エルピスの関係と元々酷似している、智恵(善悪)の実を巡るアダムとイブの物語により近いように感じられます。
未来永劫続くはずだったかりそめの全体主義的社会と、そこに生じた自由意志から発生する自由を求める人の戦い、そこに神罰を下す独裁者タイムキーパーの存在、為政者がいかにして個人の自由・尊厳に介入し抑圧するか、支配される側のアクションとして生じるある種の妥協や迎合がどんな事態を生むのか、今挙げた内容は全て本編で直接的に描かれる出来事ですが、ここにはどうしても現在のアメリカ社会で活動するGearboxの当事者性が漏れ出ているように感じると言わざるを得ません。
現在のアメリカ社会もまさに(この呼び方が本当に適切かどうかはさておき)キリスト教的価値観と自由を巡る対立構造を呈していて、本作に描かれる自由を巡る戦い(この戦いの主体が部外者であるプレイヤーではないところも最新作の極めて面白いところでしょう)にキリスト教的宗教観を重ね合わせて見ると、クロノスとカイロスは、連綿と続く神の計画(クロノス)と、なにかが満ちた“時”(カイロス)を直接的に示しているように見受けられます。
ボーダーランズ世界における象徴としてのエルピスが災いなのか希望なのか、今も分からないように(この答えの一部を知るのがナイリアド、追い求めているのがタニスであり、本人の意図を超えてそのものを体現する象徴的存在となってしまったのがリリスでしょう)、最新作におけるカイロスが何を指しているのか、今回描かれる自由意志の発生と混沌か、それとも来る“戦”のことか、その詳細は不明で、同様に対で付随しているであろう“クロノス”のことも何も分かりません。
この“分からない”には、背後にあるクロノス的何かとタイムキーパーの関係も含まれるワケですが、クロノスと言えばお好きな方は既にお気づきの通り、まさにギリシャ神話世界でティターン族を率い、オリュンポスの神々とティーターノマキアーを戦った古の神クロノスであるわけです。(これが父クロノスと息子ゼウスの世代間大戦であることも注目すべき点でしょう)
こうして整理すると、エリディアンやガーディアン、ウォッチャー/観測者、セイレーン、人類といったピースが、カイロスやクロノス、エルピス、造物主と被創造物の構図にどう当てはまるのか、エリディアンの不在を含め、その関係はかなり明確かつ示唆的だと言えます。
これまでのパンドラサーガは、端的に言えば箱の中身はなんだろな?をマクガフィンに据えて、巨大企業やヴォルト・ハンター、悪人たちのどたばた劇をアイロニーとユーモアたっぷりの群像劇として描きながら、その背後で密かにピトス/箱の中身とそこに残ったエルピスの出自や正体を探るストーリーアークを描いてきたわけです。
最新作で新たに浮上するクロノス的何かとカイロスの瞬間、エルピスがもたらす人間の変化、これを押さえつけようとする権力の存在というのは、前述のパンドラアークを経て、(最新作に登場する、とある不撓不屈の人物が象徴するように)創世に近い物語を描きはじめた兆しのようにさえ感じられます。
この印象は、エリディアンやナイリアドが存在するストーリーアークの最外周から、カイロスで起こる眼前の変化まで、マクロとミクロで共通する、普遍的な二重性まで内包していて、ゲームプレイ経験の圧倒的な進化だけに留まらない、巨大な最新作を見事に完成させたGearboxは、本当に凄いと感嘆するばかりです。
なお、本作のロアと大きな物語の進行について、以前Gearboxに直接質問する機会があり、この大きな物語側に明確な構想や結末を持っているのか聞いたところ、決定的ではないながらも非常に興味深い、次のような回答をもらいました。
魅力的な物語世界を創り上げるには、継続的なブラッシュアップを要する反復的なプロセスが必要であり、『ボーダーランズ』の誕生以来、プレイヤーの期待やストーリーテリングの手法、ゲーム制作のあり方そのものが大きく進化してきました。
それに伴い、『ボーダーランズ』世界のロアも、シリーズの各作品ごとに成長し、発展し続けています。
長くなりましたが、最新作『ボーダーランズ4』はジャンル最高クラスの爽快な銃撃戦と歯ごたえのある戦闘、夥しい数の武器と装備、無限にも思えるようなビルド作り、素晴らしい世界の探索、胸躍る冒険、ど派手な演出で彩られた熱いストーリーが楽しめる、とんでもなく濃密な超大作でありながら、一皮めくれば表面的な狂騒とは全く違う荘厳な表情と深淵がこちらを覗いてくるような、大変な作品です。
今回ご紹介したストーリーアークのどこか1つでも何かの琴線に触れた方は、是非プロットや重要人物の台詞、前作に続いて登場するとある人物の独白ログ等に注目しながらプレイしていただき、最新作のロアとプロットが過去作からどう成長・発展しているのか、「ボーダーランズ」沼にどっぷり浸かって最新作を骨の髄まで味わい尽くしてみてください。
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