「Tyranny」

先日、“Pillars of Eternity”に続くObsidianとParadoxの新作RPGとしてアナウンスされた「Tyranny」ですが、新たにGDC会場で行われたデモに基づくプレビューが各所で解禁され、“Pillars of Eternity”を希代の傑作に仕上げたObsidianの新作に関する非常に興味深いディテールが明らかになりました。

既に悪側の視点から描くRPG作品であることが判明している“Tyranny”ですが、各所のプレビューとObsidianの報告によると、本作は巨大な悪が台頭し、大きな戦いを終えて完全な勝利を収めた後の世界を舞台とする作品で、例え悪の帝国であっても避けられない戦争からの復旧や統治、内部で生じる派閥争いといった現実的な展開が描かれるとのこと。

また、主人公もネズミとの戦闘から訓練をはじめ英雄へと成長する名も無い農民の息子といった典型的なアーキタイプではなく、世界征服を成し遂げた帝国のリーダーの1人として、全ての住民がその名に恐れを抱く著名な人物であることが報じられており、こういった背景と強い影響力を持つ主人公の采配が、世界の構造そのものを大きく変化させるリプレイ性の高い作品であることが判明しています。

参考:先日公開されたティザートレーラー
  • “Tyranny”が誕生したいきさつについて語ったリードプロデューサーMatthew Singh氏は、ObsidianがRPGジャンルにおけるトラディショナルなストーリーについて話し合ったことがきっかけだと説明。善と悪が対峙する壮大な戦いの中で、貧しいプレイヤーが自らの道を歩み台頭し、最終的に善の勝利をもたらす英雄に成長する、といった典型的な原型を挙げ、これはObsidianが語り伝えたい物語ではないと決めた上で、この関係をひっくり返すことを思いついたとのこと。
  • このアイデアに伴い、“Tyranny”は既に善と悪の大きな戦いが終わり、悪の大君主“Kyros”が勝利を収めた直後の世界が舞台となり、主人公“Fatebinder”はこの勝利を実現した悪側の著名なリーダーの1人となる。
  • 本作のゲーム世界は“Terratus”と呼ばれ、青銅器時代の後半から鉄器時代の幕が開く頃の中世文化と地中海にインスパイアされた地勢を特色とする。
  • たとえ悪の帝国といえども、戦争の爪痕を片付け、崩壊した支配下の町や村を再建し、秩序を回復させることは避けられず、帝国の執政官であるプレイヤーは国の復興に向けた実務として領土の探索を進めることとなる。
  • “Tyranny”は、プレイヤーの采配と選択によって大きく様相を変える動的なゲーム世界を特色とするが、プレイスルーのボリュームは壮大な“Pillars of Eternity”に比べて比較的短く、この選択と変化にフォーカスしたリプレイ性の高い作品となっている。
  • 世界の変化は、キャラクターメイキングの時点から始まっており、主人公の作成時に対話形式で進められる“世界征服に至るまでの流れ”に伴い、ゲーム開始時の世界情勢が大きく変化する。Obsidianによると、この選択によって全く異なる経験が得られるとのこと。また、その一例として、戦争で使用された強力な魔法の影響により、不毛の土地となったかつての農村で繰り広げられる幾つかの異なる展開が紹介されている。
    • 前提:対話形式で進められるキャラクターメイキングによって、この村の名前そのものが変化する。また、この村の動向に絡む3種類の異なる勢力が登場する。1つ目は村を破壊され虐げられる村人達。2つ目はこの村に駐留するKyros配下の軍“Scarlet Chorus”。3つ目は同じ地域に暮らす半獣人種族“Beastman”。Scarlet ChorusはBeastmanを戦力として雇い入れたいと考えているが、村人達は土地に侵入したBeastmanを憎んでいる。また、村にはクエストのカギを握るBeastmanの捕虜が捕らえられている。Scarlet Chorusはこの捕虜を解放しBeastmanと良い関係を築きたいと目論んでいる。
    • 例1:かつて農村として栄えた村は“Plainsgate”と呼ばれており、プレイヤーは大地を引き裂き村を不毛の土地に変えた魔法を無力化し、かつての農地を復活させるべく、これを無効化する魔法の情報を持つBeastmanの囚人を探している。また、村に駐留する“Scarlet Chorus”は、Beastmanの雇用を目論んでいるが、村人達はBeastmanの囚人を殺害したいと考えている。
    • プレイヤーは村人達にBeastmenを連れていく必要性を説明することも可能だが、Beastmenを殺害し村人の好意を得て、“Scarlet Chorus”との関係を悪化させることもできる。今回のデモにおいては、プレイヤーがその権力を行使しBeastmenを解放。“Scarlet Chorus”との関係を改善させ、村人の怒りを買う結果となった。
    • 例2:Obsidianが別の出自を持つプレイヤーのセーブデータをロードし、同様の状況にある別のプレイスルーを提示した。こちらの世界では、先ほど“Plainsgate”と呼ばれた村が“Halfgate”と呼ばれており、プレイヤーは“Scarlet Chorus”と敵対し、Beastmenを殺害するために村を訪れていた。
    • このプレイスルーにおいて、同じ勢力に所属しながらもプレイヤーと対立する“Scarlet Chorus”は、まだ戦う準備ができておらず、プレイヤーの地位と権力に一定の経緯を払っている。この力関係に伴い、プレイヤーはScarlet Chorusと余計な戦闘を生じさせないよう、僅かな威嚇で彼らとの直接戦闘を回避する様子が見られた。その後、Scarlet Chorusと村人の対峙も生じるが、最終的にBeastmenの囚人はプレイヤーの手によって殺害される。
  • Pillars of Eternityと異なり、“Tyranny”はクラスを持たず、使用頻度に併せて成長する魔法や武器、会話関連のスキルシステムを特色とし、レベルは経験値の獲得により上昇する。これに伴い、戦槌を手にフルプレートを装備し戦うバトルメイジといったビルドも構築可能。
  • 説得や威嚇、その他会話に基づく方法で問題を解決した場合にも経験値やスキルのアンロックが得られる。
  • 戦闘はPillars of Eternityに似たポーズ有りのリアルタイム進行で、仲間に命令を与えるタイプのシステムが用意されており、コンパニオンとの関係性が戦闘に影響を与える。
  • これに伴いコンパニオンコンボと呼ばれる強力な能力が導入されている。デモ中に“Death From Above”と呼ばれるコンパニオンコンボの発動が確認され、主人公Fatebinderが魔法を帯びた拳でコンパニオンの足下の地面を打ち、その直後コンパニオンがこのエネルギーをまるで足場のように利用し、空中へと大量の矢を射出し、魔法をまとった炎の矢を敵グループに対してまるで雨のように降らせる様子が見られたとのこと。
  • Brian Heins氏は、このコンパニオンコンボは仲間との関係を良き方向に深めることで生じるものに制限されず、逆に仲間との関係を悪化させることで得られるリワードも存在することを示唆している。これは、プレイヤーと各勢力間の評判にも同様のことが言え、良い関係を築くことで得られる能力が存在する一方で、悪評から得られる固有の能力やリワードも存在するとのこと。
  • Pillars of Eternityに似たプレイヤーの拠点/要塞システムが導入される。今のところ詳細は不明。
  • 新たに魔法のクラフトシステムが導入される。
  • “Tyranny”のパーティサイズは最大4人となる。(Pillars of Eternityは6人)

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