Treyarchが昨今のCoDシリーズにおける武器とPerkバランスの問題に言及、“Stopping Power”の導入は解決策にならない

2012年1月17日 17:20 by katakori
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「Call of Duty: Black Ops」 コールオブデューティ ブラックオプス

シリーズ4作目となる初代Modern Warfare以降のCoDシリーズではリリースの度に大きな議論の的となる所謂“強武器”や“強Perk”に絡んだ戦闘バランスの問題ですが、今年リリースされるであろうCoD新作の開発を手掛けている可能性が高いTreyarchのお馴染みDavid Vonderhaar氏が先日からCall of Dutyシリーズにおける調整や次作に向けてのアイデアなどをTwitterで発言しており、Call of Duty: Black Opsにおける判断やデザインのミスも含めた次回作への取り組みを予見させる興味深い内容を示唆しています。

かつて猛威を振るっていた(と一般的にされる)“強Perk”の1つに弾丸ダメージを増幅させる“Stopping Power”(※ CoD4: Modern Warfare、CoD: WaW、Modern Warfare 2、DS版Black Opsに登場)の存在があり、いくつもの選択肢が用意されていながらも結局は“Stopping Power”を選択せざるを得ないプレイヤーが多く存在したことが問題視されていました。(※ Modern Warfare 2ではワンマンデンクロ問題があり実際はさらに複雑)

Treyarchの前作Call of Duty: Black Opsで“Stopping Power”が廃止されて以降、Call of Duty: Modern Warfare 3でもテンポの早いガンバトルを実現するという名目で“Stopping Power”が廃止(※ MW3では新たに“Damage Proficiency”が導入)されていますが、“Stopping Power”の不在は、新たにステルス系が強Perkだという風潮を生み出し、議論が新たな対象へとシフトしたに過ぎませんでした。

前置きが長くなりましたが、先日1人のファンがDavid Vonderhaar氏に対して“Stealth系”と“Stopping Power”を同じTierにすれば、問題視するプレイヤーがステルスかパワーか選択出来、バランス問題が解決出来るのではないかと提案したところ、Vonderhaar氏は彼らは単に“Stopping Power”自体を問題視しているだけで問題の解決にはならないと回答しました。

Vonderhaar氏は弾丸ダメージの増加がバランス調整有効な解決策ではないと語っており、根本的な原因を調べることとコア部分のチューニングが必要だと考えている旨を明らかにしています。

近作であるCall of Duty: Black OpsとCall of Duty: Modern Warfare 3の傾向からすると、次回作での“Stopping Power”復活は無い可能性が強いことはVonderhaar氏の発言からも明らかですが、Treyarchが次回作でどういった武器バランスを用意してくるのか、Vonderhaar氏の示唆はシリーズのファンにとって今後の楽しみの1つとなりそうです。

予断ですが、Vonderhaar氏はCall of Duty: Black Opsの調整についても振り返っており、FamasとAK74uのバランス調整が正しい行いだったととの見解や、Treyarchがバランス調整に関するリクエストにオープンであることなどを強調しています。

情報元:MP1st

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