「Medal of Honor」

先日遂に最新作となる「Medal of Honor: Warfighter」が発表された“Medal of Honor”シリーズですが、前作にあたるリブートタイトル「Medal of Honor」(2010年10月リリース)のローンチ当時、“タリバン”の名称利用に関する問題が大きく報道されたことは皆さんの記憶にも新しいのではないでしょうか。

そんな中、先日発売されたGames Master誌のインタビューに登場したDanger Closeの総制作指揮を務めるGreg Goodrich氏が当時の問題を振り返り、眠れない夜を何日も過ごし、2度も辞表を書くなど退職寸前にまで追い込まれていたと明かしました。

ここでMedal of Honorローンチに絡むタリバン問題の概要と流れを改めてご紹介すると、この事件はローンチ前にリリースされたマルチプレイヤーデモに登場する敵対勢力の名称に“タリバン”の名前が使われていた事を発端に、Foxニュースを始めとしたお馴染みのTVメディアによる攻撃から広がった問題でした。

タリバン兵を操作しアメリカ兵を殺害することが出来る事がけしからんと紛糾したこの問題は、その後イギリスにまで飛び火し、リアム・フォックス国防相がMedal of Honorを名指しで批判する事態に発展、その後もニュージーランドのWayne Mapp国防大臣、オランダのGitte Lillelund Bech国防大臣もこれに続きMedal of Honorを価値の無いゲームだと批判。さらにはカナダのピーター・マッケイ国防大臣まで登場しEAのタリバン採用が子供でも判る程に明確な過ちだと発言し話題となりました。

こういった状況を受け、米軍の福利厚生組織AAFESが米軍施設内でのMedal of Honor予約・販売の禁止を発表、さらにGTA裁判などでお馴染みのトンデモ“元”弁護士ジャック・トンプソンまで乱入し、最終的にゲーム内からタリバンの名称が取り下げられ反対勢力へと修正される結果に終わりました。

近年のビデオゲームにおけるタブーを刺激するインパクトの高い表現を盛り込んだタイトルとして、“Modern Warfare 2”のNo Russianがしばしば例に挙げられますが、人道的な是非はともかく宣伝効果は抜群で、結果的にタイトルの存在を大きく世間に訴求するプラスの結果をもたらしましたが、“Medal of Honor”に発生したタリバン問題はとかくコントロール不能なまま、良い影響も得られず、あらゆる方面の偉い方達やうるさ方から袋だたきにされ、プレイヤーに強烈なインパクトを与えるでもない……という、近年のAAAタイトルでは比類のない惨劇だったと言えます。

と、前置きが長くなりましたが、そんな酷い状況の中、自分自身の手に多くのスタッフの運命や生活、そしてスタジオの信望がのし掛かったと振り返った氏は、この問題に対し真剣に向き合い、多くの眠れない夜を過ごしながら自問自答を繰り返したと述べ、前述した2度の辞表を書いたことを明らかにしています。

今年リリースされる新作“Medal of Honor: Warfighter”で同じ轍を踏むことは流石にないかと思いますが、先日発売された情報誌の特集や、大手メディアのインタビュー記事の数々には昨年5月に発表された国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディンの殺害に絡む話題が数多く掲載され、この作戦に参加したDEVGRU(※ Seal Team6)のメンバー達もまたTier 1 Operatorだといった強調が多く見受けられる状況となっています。

見方によっては、いわゆる「押すなよ!絶対押すなよ!」への布石が見え隠れしているとも言え、小さな判断のミスが発生しないことを祈るばかりです。

情報元及びイメージ:VG247

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