先日、35の店舗と販売サイト“Gameplay.co.uk”の閉鎖が報じられたイギリスのビデオゲーム小売最大手「GAME」ですが、どうやら深刻な経営危機が続いている様子で、先日来るAAAタイトルの注目作「Mass Effect 3」を始め、FIFA StreetやTiger Woods 13、Sims 3 ShowtimeのEAタイトルに加え、Mario Party 9の仕入れを行わないことを発表し、プレオーダーのキャンセルを進めていることが明らかになりました。
既にGAMEのディレクターTom Devine氏が同社が短期的な問題に直面していることを明かし、Mass Effect 3を含むEAの3月タイトルの在庫が存在しないことを説明。先週のPS Vitaローンチにあたり、Ubisoftタイトルが入荷されなかった経緯もあり、かなり深刻な状況にある様子が窺えます。
2~3週間前から直面しているという今回の危機は、資金繰りの失敗から生じたキャッシュフローに絡んだもので、企業の信用にも関わる今回のMass Effect 3販売に関するアナウンスを機に、株価が15%近く下落(※ 4.89英ポンド)しており、2008年5月には300英ポンドに近い株価を見せていた同社の経営が慢性的に悪化している様子が確認できます。
しかし、今回の問題はGAMEの経営状況だけでなく、イギリスの小売市場に見られる全体的なセールスの低下も関係していると考えられており、MCVのインタビューに応じた小売店関係者によると、昨年同時期に35,000から80,000本売れていた新作ゲームが今年は初週に10,000から48,000本程度しか売れず、市場規模が前年から25%近く減少しているとのことで、現在の状況が完全な悪夢であることに加え、ここでも小売りが十分な在庫を確保出来ない状況が強調されていました。
現在、海外のゲーム情報サイトで大きく報じられている今回の問題ですが、先ほどGAMEのCEOを務めるIan Shepherd氏が混乱する現状に怒りと支援の両方を含んだ多くのフィードバックを得たと発言し、GAMEが現在の問題を乗り切ることが出来るとアピールしています。
こういった状況の中、北米小売大手のGameStopがGAMEの買収に興味を持っているとのインサイダー情報も報じられ始めており、ヨーロッパ全域での販売に大きな影響を与える今回の問題の経緯が心配される状況となっています。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。