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今年2月半ばに資金繰りの失敗から経営状況が悪化し、3月下旬には遂に財産管理手続き（※ いわゆる破産に向けた手続き）入りしていたことが報じられていたイギリスのビデオゲーム小売大手の「GAME」が、予てから対話を進めていた投資企業OpCapitaによって買収されたことが明らかになりました。

今回の買収は333に及ぶGAMEとGamestation店舗に加え3,200人にも及ぶスタッフの業務を確保するだけでなく、先週解雇されたスタッフの再雇用に向けた動きも含め、今後改めて再建に向かうためのもので、OpCapitaは今後これ以上の店舗閉鎖を行わないと明言しています。

今回の買収規模に関する詳細はまだ明らかにされていませんが、イギリスメディアではGAMEの売却額が1英ポンドで、負債となっている8500万英ポンド（約113億円）をOpCapitaが引き受けたとの予測が報じられており、財産管理を担当していたPwCがGAMEのビジネスにおける安全性が確保された旨を明らかにするなど、いよいよ回復へと向かう兆しを見せ始めています。