今年に入ってから深刻な経営危機が続いている「THQ」が本日2012会計年度の第4四半期業績報告を発表し、2億3990万ドル(約192億円)の純損失が計上され、板垣氏率いるValhala Game Studiosの新作「Devil’s Third」のパブリッシングが断念されるなど、具体的な内情が明らかになりました。
THQの報告によると、Q4の収益は前年同期に比べ48%増の1億8420万ドルで、今会計年度は前年からこちらも24%増の8億3080万ドルとなっており、前年よりも好調ながら、やはりHD版uDrawタブレットとそれに絡むキッズ向けライセンスの打撃がはるかに大きく、今会計年度の純損失は前年度から1億ドル増の2億3990万ドルとなっています。
THQのCEOを務めるBrian Farrell氏は今回の報告にて、現在THQのビジネスに著しい変革を進めており、キッズ向けのライセンスビジネスから脱却し、8月にリリースされるDarksiders IIを始めとする高クオリティなコアゲーミング体験の提供にシフトする旨を強調しました。
また、大手各社が近年強化を進めているデジタル販売についてはTHQも順調に規模を拡大しており、Q4の売り上は前年同期比から44%成長となる1800万ドルを計上、今会計年度全体では前年から62%成長となる5900万ドルとなっています。
なお、業績不振の直接的な原因となったuDrawとキッズ向けライセンスについては、既にuDraw絡みのソフトウェア及びハードウェアの製造を全く行っていないことを明言。uDraw出荷の84%が北米市場で販売されており、2013年度以降も残る在庫の販売を続けていくことを明らかにしました。なお、今四半期には13万7000台のuDrawタブレットが出荷されたとのことで、想像を超える規模の在庫が残されていることが予想されます。
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