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2012年10月に元People Can Flyの中心人物3人が設立した新スタジオ“The Astronauts”が開発を進めている期待の新作アドベンチャー「The Vanishing of Ethan Carter」ですが、新たにAstronautsの公式Blogが更新され、風にゆらゆらと揺れる本作のリアルな草木を紹介する短いVine映像が2本公開されました。

写真をベースに実際の地形を3Dスキャンするイメージベースのモデリング技術によって再現された地形も印象的な映像と、非常にリアルな草木の表現に用いられた技術的な概要は以下からご確認下さい。

• リアルな草木のイメージや自然環境を確認するため、ポーランドのKarkonosze山脈で多くの撮影が行われた。
• かつて“Gears of War: Judgment”の開発に参加したアーティストMichal Kosieradzki氏（The Astronauts設立者の1人）は、2013年のほとんどを草木のリアルな表現を実現するためだけに費やした。
• Michal氏は、草の表現において、ビルボード（プレイヤーの位置に合わせて回転することで平面であることを隠す手法）とパーティクルを併用するハイブリッドなソリューションを実現。本作は広大な描画距離を実現し、キャラクターを中心に草が一定距離でポップアップする類の表現から脱却している。
• Vine映像に収録された草はリアルにアニメーションしているが、実際はスタティックなオブジェクトで、バーテックスシェーダーを利用し、頂点のオフセットを調整することでアニメーションさせている。
• 草の三角ポリゴンと地面、もしくは他のオブジェクトと交差する際の視覚的な問題を解決するため、プレイヤーが交差した箇所に視点をかなり近づけても気づかれないようカラーとパターンの調整を行う特別なシェーダーが実装された。