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人気サンドボックスゲーム“Garry’s Mod”とサンドボックスサバイバル“Rust”を生んだGarry Newman氏とFacepunch Studiosが新たに公式サイトを更新し、「S&box」と題した（Garry’s Mod的な）新サンドボックスエンジンを発表。現在、UE4上で動作するツールとしてプロトタイプの開発を進めていることが明らかになりました。

一部コミュニティで“Garry’s Mod 2”と報じられ情報が錯綜した“S&box”は、Unreal Engine 4のレンダリングやネットワーキング、物理演算といったコア機能を使用しながら、UE4上にホットローディング可能なC#層を含む（つまりコンパイルの必要無く書き換えたコードを反映させる）独自のゲームエンジンを構築するプロジェクトで、Garry Newman氏によると、“S&box”は確かにGarry’s Mod 2的なプロジェクトではあるものの、まだそう呼ぶには遠く及ばない状況にあり、Garry’s Modの精神的後継作品となるか、別のMODプラットフォーム、それとも内部用のツールとなるか、今後の計画は決まっていないとのこと。

なお、Garry Newman氏は“S&box”のコンソール機能を外部アプリとして実装する計画を進めており、当初はMicrosoftのGUI技術WPF（Windows Presentation Foundation）を使用していたものの、現在はクロスプラットフォーム化を視野に入れた独自のローカルWebサーバ構築を進めており、Webブラウザ経由でコンソールにTCP接続するフロントエンド“Webcon”の外観と概要が報じられています。（これにより、ユーザーは通常の認証を利用しブラウザ経由でリモートアクセス可能となることから、Facepunchがrconを用意する必要がなくなる）

今のところ、“S&box”が動作する様子は提示されていませんが、Garry Newman氏が一体どんな“遊び”を新たにもたらすのか、プロジェクトの動向に大きな期待が掛かるところです。