[QuakeCon 2009] レースは?プレイ感は?RAGEの気になるファーストプレビューをまとめて一気にお届け!

2009年8月15日 22:51 by katakori
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RAGE

QuakeCon 2009において素晴らしいトレイラーも公開され、とうとうその姿を現し始めたRAGE、会場ではプレイアブルなデモも出展され、各メディアのファーストプレビューが出そろいました。

今回展示されたデモは1~2時間程度のボリュームで、導入からFPSでの戦闘、バギーでの移動やカスタマイズに町で参加可能なバギーレース、そして”Mutant Bash TV”と呼ばれるテレビ局が運営する闘技場の様なアトラクションまで、かなりのボリュームが盛り込まれた内容になっています。

今回は気になるあれやこれを一気にまとめてお届け!ストーリーや序盤のネタバレを多く含みますので閲覧にはくれぐれもご注意ください。

RAGEの世界観と導入部分

RAGEの舞台は未来の地球です。接近するアステロイドにより80~100年後に世界が滅びる事が判った人類はその準備の為に「エデン計画」を立案、一旦世界が滅びた後に再び世界を再興させるための箱舟が建造され、軍関係者や科学者、政府高官などの選ばれた人達がコールドスリープに入り、箱舟は地下深くに埋められました。

ゲームは箱舟が浮上し、プレイヤーがコールドスリープから目覚める所から始まります。しかし箱船は損壊しておりプレイヤー以外の人間は全て死んでいました。その間、地上に残された社会はアステロイドの災害からかろうじて残存しており、文明は廃退しエデン計画の事も忘れ去れていますが、人類はまだ生き延びていました。

箱舟の只一人の生き残りであるプレイヤーは文明崩壊以前のナノテクノロジーによって自動回復する能力を持っており、近年よく見られるHPが自動回復するタイプのゲームとなっています。また、ゲームの世界は完全なオープンワールドで、移動はローディング無しでシームレスに行われます。

バギーでの移動と戦闘

プレイヤーはDan HagarというNPCに助けられ、バギーを手に入れて旅する事になります。バギーでの移動中には武装した敵車両から襲われますが、プレイヤーのバギーにも初期段階からマシンガンを含む2つの武装が取り付けられています。

バギーによる移動は三人称視点で行われ、乗車時の射撃は自動照準となっています。

Wellspringという名の都市

プレイヤーは地上で一番大きな都市”Wellspring”にたどり着きます。都市はスチームパンクと貧民街を組み合わせたようなテイストで、アジア風のデザインも取り入れており、市民達の衣装は奇妙で美しい物になっています。

トレイラーなどでも確認出来るように世界観の作り込みはかなり高いレベルで行われており、異国にいる感覚が素晴らしく演出されています。アートディレクターのStephan Martiniere氏によると、Wellspringはとにかく豪華に見える事を優先させたとの事。

デモではWellspringにある事務所で都市の保安官のために働く事になり、ストーリーが進みます。市民達や保安官との間で会話が交わされますが、そのシステムはFallout 3やMass Effectなどとは違った印象を受けるようです。クリエイティブディレクターのTim Willits氏によると、大量のテキストを読ませるよりテンポよく物語を経験させる事に注力したそうです。

保安官は都市北部に陣を構える盗賊集団について語りかけます。盗賊達はリモコンのC4爆弾を使って都市のビークルを破壊しており、プレイヤーは敵拠点内にある爆弾貯蔵庫の破壊を依頼されます。

ガレージでの車両カスタマイズ

Wellspringから盗賊の拠点に向かう前に都市にあるガレージを訪れる事になります。ここでは車両のアップグレードが可能になっています。

車両には以下の4カテゴリのアップグレードが準備されています。

・アクセラレーション
・サスペンション
・トラクション
・アーマー

この各カテゴリに対して、より良いタイヤや、早いエンジン、そして多用な武装など、様々なアイテムが用意されています。また、ゲーム中はいつでもガレージに戻ってくる事が可能です。

FPS戦闘

プレイヤーは盗賊達の爆弾貯蔵庫を破壊するために北部の拠点に進入します。ここではFPSの戦闘が発生。標準的なピストルやマシンガン、ショットガン、クロスボウ等の様々な武器が用意されています。

武器にはそれぞれ個性があり、電流を帯びたボルトとクロスボウを併用すれば敵が警報をならさないように制圧できるなど、ステルス的な戦闘も可能な様です。さらにステルスタイプの武器には他にwingstickと呼ばれるブーメランも用意されています。

デモでは標準のピストルを用いた狭い場所での戦闘用にfat boyと呼ばれる弾薬が用意されており、基本武器とシチュエーションに併せた弾薬の使用で基本戦闘をバリエーション豊かにしています。

ステルスタイプのクロスボウの照準はあまり正確ではなく、敵に気付かれた場合には増援が呼ばれます。その際には防衛用に自律稼働するガードタレットや蜘蛛型のsentry botsなども用意されています。

敵の戦闘AIは多種多様でカバーも使用し、グループでの連携も見られたとの事で、なかなか歯ごたえのある戦闘が楽しめるようです。

爆弾貯蔵庫に到着し、敵のRC爆弾を手に入れ貯蔵庫を爆破すると、以降プレーヤーはエンジニアリングの材料としてRC爆弾の使用が可能になります。

RAGE

都市での競技レース

Wellspringへ戻ると、ガレージで都市に隣接するスピードウェイで行われるレースへの参加権利を購入する事ができるようになります。

スピードウェイでは数種類のレースに参戦する事ができます。デモで確認できたレースは武装した車両で3ラップを競うタイプの物。レースのトラックにはいたるところに爆弾や急加速を行うアイテムが置かれています。

レースに勝利すると車両のパワーアップの為の証書が貰えるようになっています。さらにレースはスポンサードされており、スポンサーを選ぶ事でより強力な車両や武装を手に入れられるとの事。

さらにFPSにおけるヘッドショットのような扱いの攻撃も用意されており、加速装置やトラック上の加速アイテムを用いて背後からプレイヤー車両をぶつける事により、敵車両が吹っ飛び、破壊される様です。

RAGE

Mutant Bash TVによるチャレンジルーム

レースに勝利した後、プレイヤーはJ.K. StilesというNPCに出会います。彼はMutant Bash TVと呼ばれるテレビ局のプロデューサーで、今回発表されたトレイラーの後半で登場する太った半ミュータント化したキャラクターです。

彼がMutant Bash TVで放送しているショーは、サーカス音楽が鳴り響くイカれたテイストのカラフルな剣闘場のような物で、これに参加する事で賞金を得たり、ランキングを競う事ができるようになっています。

このショーは部屋で区切られており、部屋をクリアすると次の部屋へといったシステムになっています。デモは4部屋で構成されていたようで、さまざまな仕掛けが用意された部屋で全てのミュータントを倒し、クリアを目指します。

デモでは4部屋目にボスが出現、これをクリアすると巨大なスロットマシンが設置された部屋にたどり着き、ドルマークを揃えたらパワーアップ獲得、ドクロマークを引き当てたら敵ミュータントが出現というミニゲームが用意されていた様です。このボーナスラウンドが終了して今回のデモは終了となります。

このテレビショーでは、火の玉を投げる敵や、地面からトゲを伸ばして攻撃する巨大なクラーケン、右手が触手になったビッグダディのようなボス敵などが確認され、床から突如飛び出すスパイクや、回転するブレードを備えたゴリラの彫像など、部屋の仕掛けも様々みられた様子。

Kotakuがチャレンジした所、ショーを3分45秒、46キルでクリア、877ドルの報酬を得たそうで、これらの結果がオンラインのスコアボードで共有されることによりランキングを競う事になるようです。また、各ショーは再プレイが可能との事。

総評

今回のデモに第一印象としてはとにかく内容が盛り沢山な事に驚いたと言う意見が多かったようです。1~2時間程度のボリュームのデモですが、それぞれのパートのテンポが良く、あっというまに終わったという感想が多く見受けられました。

さらにシングルプレイはかなり自由度が高いようで、メインストーリーを進める事も強要されず、ほとんどの場所は基本的にオープンにされていて、歩き回る自由を楽しむ事ができるゲームとなっているそうです。またクリエイティブディレクターのTim Willits氏はRAGEの自由度の高さについて「オープンだが目標は指し示す」と述べています。

PCとXbox 360は2枚のシングルプレイ用のDVDとマルチプレイ用に一枚。PS 3では2層のブルーレイに収められ、メガテクスチャーが高品質なのが特徴となっているようです。

世界観やプレイ感、テンポの良さ等も含めて総合的に高評価が下されている様子で、今後も注目に値するタイトルと言えそうです。さらにRAGEのシングルプレイは2部構成となっているそうで、それぞれが全く違った印象の物になっているとの事。こちらもどういった展開になるのか、今から楽しみです。

情報元:Kotaku1upGameSpot

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