Valveの「Steamworks」が少額決済のシステムを新たに導入、タイトルへのストレージ割り当てを100倍に増加

2010年3月22日 11:32 by katakori
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「Steam」

PC用タイトルでは本当に対応タイトルが多くなってきたValveの「Steamworks」、なんと新たにマイクロトランザクション(少額決済)に対応する予定である事が明らかになりました。Big Downloadによると、これは今後の予定が記されたオフィシャルなPDFから明らかになった物で、これによりValveタイトルのみならずSteamworks対応タイトルではアイテム販売などが登場する可能性が大きくなりました。

SteamworksはValveが運用する認証管理を含む総合的なクラウドサービスで、認証の他にコピープロテクトや自動アップデート、ソーシャルネットワーキングへの対応、マルチプレイのマッチメイク機能、アンチチート技術等が利用可能になります。つい先日にはUnreal Engine 3がSteamworksの統合を発表し、今後ますます本サービスの利用は増えていきそうな気配を見せています。

さらに同文書からはタイトル毎に割り当てられていたクラウドストレージの容量が1タイトルあたり1MBから100MBに増加された事も明らかになっており、Mac対応なども含めて着々と拡張への準備が進められている様子がうかがえます。ちなみに現在Steamworksが1ヶ月に処理する通信データは20ペタバイトに達するとの事で、数年前のGoogleが1日に処理するデータ量に相当する、巨大なトラフィックである事が判ります。

GDCにおいてはPCゲーミングの素晴らしさとそのメリットや発展についてBlizzardと共に”The Connected Future of Games”(ゲームの接続された未来)と銘打たれたパネルディスカッションを行ったValve、フレキシブルな設計や対応、そしてOPENである事を最大のメリットとして近年弱体化が指摘されるPCゲーム市場を活気づけようと様々な新サービスを展開しています。少額決済やアイテム販売の是非にはまだまだ課題があるものの、コンテンツを豊かな物にする可能性もやはり大きく宿しています。著作権被害の問題が改善され再び強いPCゲームの時代が戻ってくる事もそう遠い夢ではないのかもしれません。

情報元及びイメージ:Joystiq

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