昨年12月中旬に勃発したGSCの閉鎖騒動と、その後の“S.T.A.L.K.E.R. 2”の開発凍結、元GSCスタッフが集う新スタジオ“Vostok Games”設立と精神的な後継作品“Survarium”の発表を経てなお「S.T.A.L.K.E.R.」の公式コミュニティマネジャーとして活動してきた現VostokのJoe Mullin氏が昨晩遂にその任を解かれたこと明らかになりました。
これはJoe Mullin氏がTwitterの公式S.T.A.L.K.E.R.アカウントとして昨晩明らかにしたファンへのお別れメッセージから明らかになったもので、「今日は悲しい1日です。たとえそこに明るい希望があったとしても。」と切り出した氏は、もはや自分がStalkerコミュニティの管理者/モデレーターではないことを宣言。後任のコミュニティマネジャーをGSCのOlga Kuzhel女史が担当すると報告しています。
さらに、氏はStalkerシリーズのファンコミュニティが“知る限り最も偉大なコミュニティ”だと述べ、作品に対する愛と情熱は本当に驚くべきものだったとファンへの強い感謝を示し“Good hunting”の言葉で最後の別れを締めました。
閉鎖騒動以降、頻繁な進捗報告と状況の説明に加え、再建に向けて奮闘する様子が印象的だったJoe Mullin氏ですが、Vostok移籍後も“公式”のフロントマンとして活動を続けるエクストリームな状況と、IP売却絡みの噂に見え隠れするSergiy Grygorovych氏及びGSCとの微妙な距離感は、この状況がいずれ破綻することを明示していたとも言えます。
Stalkerファンにとっては唯一の“まともな”情報源として活躍してくれたMullin氏ですが、今後はVostokのソーシャルメディアマネジャーとして存分にStalker精神を発揮してくれるのではないでしょうか。
なお、Joe Mullin氏が個人として公式S.T.A.L.K.E.R.コミュニティマネジャー解任について記した報告には、GSCから解任を告げるメールが“GSCはあなたの管理者権限を取り除きました、すみません。”と記されたのみで、何の説明も無かったことに加え、Sergiy Grygorovych氏とGSCが自身にStalkerコミュニティの管理者であることを望んだ只1つの理由は彼ら自身の金銭的な理由に他ならず、“彼らは私に嘘を付き騙した”といった苛烈な言及が記されており、GSCの周辺事情がかなり逼迫した状況であることを窺わせています。
今回のGSCによる解任と後任の決定が何か具体的な動きを示すものなのか、IP売却や開発権利の委譲といった噂も含め、改めてその動向に注目が集まるところです。
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