先日、アルノが主人公となる本編のバックグラウンドで、Animusが英語話者である現代パートのプレイヤー(※ 実際にゲームをプレイするプレイヤー本人でもある)向けに動的な翻訳を実行している……という設定に基づきイギリス英語とフランス語が混在する興味深い仕様についてご紹介した「Assassin’s Creed Unity」ですが、新たにUbiBlogが更新され、本作のクリエイティブディレクターAlex Amancio氏が語った言語仕様に関するさらなるディテールが報じられています。
- パリを舞台とする“Assassin’s Creed Unity”において、ゲーム中に存在する人物達は英語話者であるプレイヤーを気遣って英語を話すようなことは(設定上)しない。ゲーム中に登場する人物の大多数を占めるフランス人がフランス語でプレイヤー(アルノ)に語り掛ける状況下で、アブスターゴ社のAnimusがプレイヤーの母国語に翻訳することによって、プレイヤーはイギリス英語で語る登場人物達の会話を耳にしている。
- Animusの翻訳がアメリカンイングリッシュではなく、ブリティッシュイングリッシュをアウトプットする理由は、イギリス英語が時代を感じさせ、見知らぬ昔の外国に身を置いていると感じさせる効果によるもの。なお、Alex Amancio氏によると、これはハリウッド映画から着想を得たとのこと。
- Animusの翻訳機能は、プレイヤーに伝える必要があるゲームプレイに関連する要素のみに適用されるため、重要な会話はイギリス英語に翻訳され、その他のパリ市民達の会話などはフランス語で再生される。この決定もプレイヤーがパリの町並を歩き、周りがフランス語で会話する没入感が得られる効果を持つ。
- フランス語風なアクセントの英語を用いない理由について語ったAmancio氏は、Assassin’s Creed IIにおいて、イタリア風なアクセントの英語で語るキャラクターに対して英語話者のプレイヤーが奇妙な印象を抱くケースが存在したことを挙げ、新時代の作品である“Unity”においてはストーリー的な説得力がより重要となると語り、フランス語風のアクセントを用いることはゲームの経験自体を大きく損なうものになるだろうと強調している。
- また、Amancio氏はハードコアな親仏家のプレイヤー向けに、全ての音声をフランス語のまま変換しない設定が可能であることを明言。フランス語音声と英語字幕の組み合わせによるプレイも可能とのこと。
- これまでに公開されたプレビュー映像には英語で会話するパリ市民が登場していたが、これらは全てプレースホルダの会話で、製品版は全てフランス語の会話に置き換えられるとのこと。
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