Dead Silenceの登場やToughnessの廃止を含む「Black Ops III」のPerk情報が判明、“Gunsmith”や“Specialist”、“Pick-10”の関係も再整理

2015年4月29日 14:18 by katakori
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「Call of Duty: Black Ops III」

先日の新トレーラーとプレビュー解禁を経て、3年体制初の作品にふさわしい大量の新要素とメカニクスの刷新を伴い登場したTreyarchの「Call of Duty: Black Ops III」ですが、フルCo-op対応となるキャンペーンとマルチプレイヤー、新Zombiesのより高度なアプリケーションレベルの統合に加え、従来のいわゆる(固有の名前と出自を持つ)主人公キャラクターを廃したキャンペーンと、逆に固有のキャラクターを“Specialist”として導入するマルチプレイヤーなど、野心的すぎる大規模な変更により一部情報が錯綜する状況も生まれています。

そんな中、シリーズの開発を率いるお馴染みDavid Vonderhaar氏がTwitterの質疑応答を通じて、再登場の有無を含む“Perk”の具体的な情報や“Pick-10”と“Gunsmith”の関係など、幾つかの興味深いディテールを明らかにしました。氏は、現在の開発がアルファ段階であることから何れの仕様も今後変更の可能性が含まれることを予め断っていますが、専用の能力を含む“Specialist”を軸に、従来の“Perk”とスコアストリーク、ロードアウトのカスタマイズを担う“Pick-10”、武器の外観を変更する“Gunsmith”といった多彩な要素が構成するキャラクター周りの全体像が幾分か明瞭な状況となっています。

■ 新システム“Gunsmith”は銃の性能を左右しない外観変更専用の要素となる

  • David Vonderhaar氏によると、膨大な武器カスタマイズをもたらすシステムとして報じられた“Gunsmith”は、外観の変更に特化したもので、武器の性能を左右するカスタマイズは従来の“Pick-10”上で行われる。
  • “Gunsmith”は、銃のオプティクスの外観と各アタッチメントの外観、ユーザーがエディタを利用し作成したイメージを複数適用できる“Paint Job”、従来の“Camo”から構成され、編集した内容に名称を付け保存しておける外観専用のカスタム銃作成システムで、武器性能には影響を与えない。(※ Advanced Warfareが採用したサプライドロップ経由の武器バリアント的な要素ではない)
  • 武器の性能を左右する銃のカスタマイズは従来の“Pick-10”システムを利用する。
  • “Call of Duty: Black Ops III”はサプライドロップを採用しない。
  • アタッチメント用の外観バリエーションはマルチプレイヤーのプログレッションを通じてアンロックされる。

■ “Black Ops III”の“Pick-10”システムについて

  • セカンダリを含め銃の性能を左右するカスタマイズやPerk、リーサル、タクティカル、ワイルドカード(最大3スロット分)といった要素が“Call of Duty: Black Ops III”に引き続き登場し、従来の“Pick-10”システムを利用しカスタマイズ可能となっている。
  • 現段階のワイルドカードには、Perkカテゴリ別に2つ目の能力を利用可能にするGreedに加え、リーサルやタクティカルの所持数増加、プライマリ武器を2つ所持可能にする“Overkill”といったカードが引き続き登場している。
  • 新たな武器スロットとしてオプティクスが独立し追加された。ワイルドカードを併用することで、プライマリは(何れもオプティクスを除いて)最大5つ、セカンダリは最大2つまでアタッチメントが適用可能となる。
  • これら“Pick-10”を通じてカスタマイズした銃に対して、前述した“Gunsmith”の外観カスタマイズをロードし適用させることが可能となる。

■ 再び搭載される従来の“Perk”システムについて

  • “Call of Duty: Black Ops III”のマルチプレイヤーには、それぞれに固有の名称と能力、プログレッションを持つ9人の“Specialist”が導入される。各Specialistは“Power Weapon”と呼ばれる強力な専用武器と、SF的な効果やPerk的な能力を含む専用“Ability”を持ち、どちらかの能力を選択しマッチ中に利用可能となる。これらの能力は専用のゲージを満たすことで使用可能となり、ゲージは自動的に貯まるだけでなく、敵のキルやオブジェクティブの達成により進行を早めることが可能で、これは従来のスコアストリークやPerkに似たシステムに感じられるが、スコアストリークとPerkは“Specialist”から独立したシステムとして再び登場する。(※ “Perk”やワイルドカードを内包する従来の“Pick-10”とスコアストリークシステムに加えて、“Specialist”の専用能力が新たに上乗せされると考えれば分かりやすいだろうか)
  • 弾薬やリーサル、一部のタクティカル品を補充する“Scavenger”Perkが再び登場する。
  • 移動とアクション時に生じる音を抑える“Dead Silence”Perkが再び登場。現在は以前と同じくPerk3に分類されている。なおDavid Vonderhaar氏によると分類が変更される可能性が残されているものの、再登場自体は決定に近いとのこと。余談ながら“Advanced Warfare”は“Dead Silence”をPerkから除き、効果時間を持つアビリティに分類していた。
  • 被弾時のぶれを軽減する“Toughness”Perkは廃止される。David Vonderhaar氏によると、“Call of Duty: Black Ops III”における被弾時のぶれは、前作の“Toughness”適用時と適用していない通常時のぶれの中間あたりに設定しているとのこと。
  • 詳細は不明ながら、David Vonderhaar氏は引き続き“Flak Jacket”が存在することを明言している。
  • Treyarchで開催されたハンズオンに参加したYoutuber TmarTn氏によると、Perk3に動作音の聞き取りを強化する“Awareness”が存在していたとのこと。
  • なお、“Black Ops III”はスプリントの制限を廃している。

■ その他幾つかの未確認情報

  • 近接攻撃に専用のボタンが用意され、乱戦時や慌てた際に暴発することがなくなった。通常の近接攻撃は1hitキルではなく、2hitキルとなる。1hitキル可能なセカンダリ用のナイフも存在するとのこと。
  • C4がよりパワフルに強化されたが、空中での起爆が不可となった。

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