本日、実に楽しそうなキャラクター別のゲームプレイフッテージを多数ご紹介したBoss Key Productionsの新作FPS「LawBreakers」ですが、新たにスタジオを率いるCliffy BがPAX Prime会場でDestructidのインタビューに応じ、本作のF2Pモデル採用について言及。予てから掲げてきたパッケージビジネスの凋落に対する意見と併せて、適切なF2Pを展開したいと語り注目を集めています。
経験豊かなゲーマー達がいわゆるF2Pモデルを嫌う傾向を持つことに理解を示すCliffy Bは、ここに“価値”を理解することにおける考え方の違いが存在すると説明。
Cliffy BはコアゲーマーがF2Pを汚い取り組みだと見なす考え方を尊重すると語り、自分自身がF2Pに費やした金額も僅かだったことを挙げる一方で、「完璧な理論を持ちあわせている訳ではないが、今の(F2Pを取り巻く)状況がどこへと向かっているかも分かる」と述べ、この難しい問題が“Hearthstone”であれば、単に「この60ドルをやるから、そのファッ○ンパックを寄こせ」の一言で済むと語り、ここに本質的な“価値”の違いが存在することを示唆しています。
一方で、全ての“Hearthstone”ユーザーが60ドルのパック買うわけではない現実を踏まえるCliffy Bは、15~20ドル程度のEarly Accessプログラムや、ゲームを始めるプレイヤーのために大幅な割引を適用するコンテンツのイニシャルパックなど、多彩な選択肢を用意することで対応を図ると明かし、いわゆるラスベガスやモバイル的な(搾取を目的とした)F2Pではなく、良いF2Pを行いたいとアピールしました。
さらに、Cliffy Bは予てから主張している“リテール販売モデルの死”を改めて挙げ、従来の小売り販売がローンチから2ヶ月の販売規模を確定する予約注文数によって駆動され、その後は指数関数的な曲線を描いて販売が落ち込むことを指摘し、今のBoss Keyにとってこういった旧態依然とした形態はもはや古いと説明。最初の2~3ヶ月は利益を多く出さずとも、初年度の内には作品が立ち上がり始めると語り、これら(適切なF2Pあるいはデジタル作品)の長期的な推進力は機関車に似ていると説明しています。
一旦これが勢いを増せば、みな周りを見て“どうやって驚く程大きくなったのか”と聴いて回るんだと語り(※ Cliffy Bが例に挙げた“Hearthstone”がまさにそういった作品だった)、こういった手法が現在のクリスマス商戦に代表される既存のビジネスに対立する手段の1つだとして、Boss Keyがもとより作品のロングランを念頭において作品開発に取り組んでいることを強調しています。
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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