イギリス教育省のMichael Gove大臣が“ゲームは子供達の学習に巨大なポテンシャルを秘めている”と発言

2011年7月5日 17:41 by katakori
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「Michael Gove」

ビデオゲームがこの世に登場して以来、ゲームが子供達や教育に与える影響と関係性については今もなお侃々諤々とした議論が続いていますが、税制面でのサポートやゲーム技術に関係する大学教育などにも強い力を入れているイギリスの大臣が子供達の教育においてビデオゲームが巨大なポテンシャルを秘めていると発言し注目を集めています。

これは2010年5月からイギリス教育省(Department for Education)の大臣を務めているMichael Gove氏が英国学士院で数学と科学について語った講演で示されたもので、Gove大臣はゲームが子供達がこれまでよりも若い年齢で高度な数学的問題を解決することをサポートしていると発言しました。

その例として、Gove大臣はオックスフォード大学で数学の教授を務め、サーの称号を持つMarcus du Sautoy氏が開発した教育用のコンピューターゲームを例に挙げ、ゲームの中でエイリアン達をより効果的に撃破するために方程式を用いて弾数を計算する子供達の学習の速さは驚くべきスピードだと評価、ビデオゲームがスムースな学習に巨大なポテンシャルを秘めると共に、難易度の高い数学的な知識への導入にも大きな役割を果たすだろうと高く評価しています。

さらにGove大臣は具体的な教育への組み込みの可能性を模索するために李嘉誠財団とスタンフォード研究所の教育部門と共にパイロット版のプログラムを開発していることを明らかにし、本格的な利用へ前向きな姿勢を見せています。

子供達に対するゲームの悪影響が様々な形で叫ばれる現在ですが、不毛な議論の多くに、明確な因果関係が立証されないゲームと暴力性の問題をヒステリックに叫び、ゾーニングの問題が切り分けられず、ゲーム性と“没頭”のデザインを(※ これはビデオゲーム産業自体が悪用している状況もしばしば見受けられますが)混同し、議論事態がそもそも硬直している様子をしばしば見かけます。日本国内でもゲームの開発力低下やビデオゲーム産業における影響力の低下が叫ばれる昨今、ビジネスとしての基礎体力を見直し抜本的な改善を図るリーダーシップを持つ指導者は果たして登場するのか、イギリスの動向も含め改めて注視する必要がある問題だと言えるのではないでしょうか。

情報元及びイメージ:CVG

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