昨日、CES会場にてXi3がValveと提携し開発を手掛けたSteamの利用に特化した小型PC“Piston”(コードネーム)が正式にアナウンスされ、改めて注目を集めている「Steam Box」ですが、本日The Vergeがお馴染みゲイブことGabe Newell氏のインタビューを掲載し、“Steam Box”の具体的なディテールや将来登場が予定されている新たな“Steam Box”の壮大な展望が明らかになりました。
今回のインタビューはValveがCES会場でSteamハードウェアについて各種パートナーとミーティングを行うために用意した小さなブースで行われたもので、ブース内には未見の新型“Steam Box”のプロトタイプも出展されており、“Team Fortress 2”を動作させる様子を収めた写真が公開されています。
さらに、Valveのマーケティングを率いるDoug Lombardi氏がPolygonの確認に対し、CES会場で昨日発表されたXi3の小型PC“Piston”はValveがCESで提示する多くのプロトタイプハードウェアの内の1つだと説明。前述したCESのブースにて複数のハードウェア/ソフトウェアデベロッパとミーティングを行っていると強調し、現行のプロトタイプが“リビングルームでSteamとBig Pictureを利用するための低コストでハイパフォーマンスなデザイン”のハードウェアだと説明し、今後も新たなハードウェアの登場が控えていることを示唆しました。
昨晩もご紹介した通り、現時点でValveから正式な発表が行われていないことからその定義が曖昧な“Steam Box”ですが、今回のインタビューではゲイブが遂に“The Steam Box”と発言している事を鑑み、これら一連のハードウェアを“Steam Box”と総称し紹介を進めます。という事で、ゲイブのインタビューから判明した“Steam Box”に関する新情報は以下からご確認下さい。
- Valveが販売する現行プロトタイプの“Steam Box”はLinuxを搭載するが、ユーザーが望めばWindowsのインストールも可能。ゲイブは“Steam Box”が(技術的に)ロックされた箱ではないと説明している。
- “Steam Box”のコントローラーがモーションコントロールを使用する予定はないが、ある種の生体フィードバックを使用する可能性が高い。ゲイブはモーションコントロールがイマジネーションにおける失敗の産物だと評し、生体フィードバックに基づいたインプットこそエキサイティングな要素だと発言。特に視線トラッキングの重要度が高いと説明している。
- コードネーム“Bigfoot”と呼ばれる“Steam Box”が存在する。これはLANパーティを想定したサーバタイプの“Steam Box”で、1台の“Bigfoot”で8台のTVと8台のコントローラーを制御し、8人のプレイヤー全てに優れたパフォーマンスのゲームプレイを提示する。さらに、これを全てケーブル無しで実現することを視野に入れている。
- その一方で、コードネーム“Littlefoot”と呼ばれる“Steam Box”は、モバイルスペースの拡大を視野に開発が進められている。
- SteamのバックエンドサービスをネットワークAPIとして提供し、ユーザー自身が作製可能なSteamのユーザーストアの実現を計画している。ゲイブはユーザーストアの例として“Steam上で最悪のゲームを集めた”を挙げた。
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