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2010年4月に開発を率いたDeathspankのローンチを待たずにHothead Gamesを飛び出し、同年9月に盟友ティム・シェーファー率いる「Double Fine Productions」入りしていたロン・ギルバートが“The Cave”の完成とプロジェクト終了を以てDouble Fineを退社したことが本人の報告から明らかになりました。

Double Fineの一員としてだけでなく、ルーカスアーツ黄金時代の名コンビ復活（※ デイブ・グロスマンは現在Telltaleのデザインディレクターとして活躍中）がすっかり馴染んでしまったDouble Fine入りでしたが、元々同スタジオのデスクを間借りしていたロンを、ティムがどうせならと誘ったことから実現したもので、往年のファンにとっては残念な知らせながら、夢が如き蜜月は元より永久に続くものではなかったなかったようです。

自身のBlogで新たな出発を報告したロンは、Double Fineの仲間とティムに大きな感謝を示すと共に、2年間に及ぶ仕事が本当に楽しかったと述べ、今それらの全てを恋しく思うとふり返っています。また、今後は新たな計画に向けた模索を始めると共に、当面の短期的なプロジェクトとしてDeathspankを手掛けたClayton Kauzlaric氏と取り組むiOS向けの新作“Scurvy Scallywags in The Voyage to Discover the Ultimate Sea Shanty: A Musical Match-3 Pirate RPG”（仮題）に取り組んでいるとのことで、こちらの新作については今後数日の内にスクリーンショットの公開が控えていることが判明しています。

なお、今回の出発についてティム・シェーファーは自身のTwitterにて、ロンが去ることを告げることは悲しいと述べ「幸運を祈るよロン！The Caveをありがとう！」と親友の新しい一歩に大きなエールを送りました。