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QuakeやDoomを生んだid Softwareのカリスマ的なプログラマーとして知られるジョン・カーマック氏が、ビデオゲーム業界に革新的な仮想現実体験をもたらしたヘッドマウントディスプレイ“Oculus Rift”を生んだOculusのCTO（最高技術責任者）に就任したことが同社の発表から明らかになりました。

カーマック氏はCTO就任にあたって、過去に体験してきた一人称視点ゲームの台頭、LANとインターネットを介したゲームプレイ、MODの登場など、現代的なゲーミングにおける偉大な出来事を挙げ、今後数年の間にVR体験が巨大なインパクトを持つだろうとの見解を提示。誰しもが今後当然と考えるパラダイムが既にこのメッセージを読む人々の中に存在すると語り、今後に向けて進めるべき多くの課題やまだ知り得ない問題の解決に取り組むことは素晴らしいことだと、来る仮想現実への期待と熱意を強調しています。

なお、海外メディアが行った複数の確認によると、カーマック氏は今後も変わらずid Softwareに在籍し、idタイトルの開発や技術的なリーダーシップに影響は出ないとのこと。

予てから自身が経営するロケット企業“Armadillo Aerospace”の活動も続けているカーマック氏ですが、モダンなビデオゲーム史に多くの革新と推進力をもたらした天才がVR分野でどんな成功を収めるのか、Oculus VRの今後に改めて注目が集まるところです。

Happy to say @id_aa_carmack is not leaving id & will continue to provide leadership for our games in development.

— id Software (@idSoftware) August 7, 2013