「Fallout 4」はできる限り多くのプレイスタイルを提供する、英GuardianがTodd Howard氏の新たなインタビューを公開

2015年7月29日 13:11 by katakori
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「Fallout 4」

昨晩、お馴染みGeoff Keighley氏とAdam Sessler氏、Game InformerのAndrew Reiner編集長がPete Hines氏を迎え「Fallout 4」について語る興味深い映像と幾つかの新情報をご紹介しましたが、新たに英Guardian紙が本作の開発を率いるTodd Howard氏のインタビューを公開し、“Fallout 4”のコンセプトやBethesda Game Studiosの開発体制、プレイスタイル、崩壊以前のパートに関するトピックなど、幾つかの興味深い情報が明らかになっています。

  • “Fallout 4”の開発体制について:メリーランド州ロックビルにスタジオを構えるBethesda Game Studiosの開発チームには、現在ちょうど100名のスタッフが在籍している。Todd Howard氏はBethesda Game Studios作品の誕生に魔法はないと語り、ただ皆が15年間共に働いているだけだと説明。“Fallout 3”と“The Elder Scrolls V: Skyrim”は同じチームが開発を手掛けており、(とかく人材の入れ替わりが早いビデオゲーム産業において)チームのメンバーもほぼ変わらず、Skyrimの開発後に8人がスタジオに参加したのみであることを明らかにしている。
  • “Fallout 4”の舞台となるボストンは、前作“Fallout 3”のCommonwealthに絡むプロットの一部から展開したものであることが既に知られているが、Todd Howard氏は“Fallout 4”が“Fallout 3”の終了からスタートしたものではないと説明。Bethesda Game Studiosの傾向として、一歩引いてフランチャイズ全体を見渡す視野の広さを挙げ、“Fallout 3”に何かを加えることや、“Fallout 3と新しい何か”という枠組みで新作を捉えず、“Fallout”世界全体を見渡した状況から掘り下げを開始し、スタジオ自身がどう感じるか、何を導入したいか、何を導入すべきではないかといった要素の検討を進めたとのこと。
  • 文明崩壊以前のシーケンスについて:Todd Howard氏はゲームの冒頭に用意される文明崩壊以前のシーケンスが、“Fallout 4”に用意されたテーマの1つ“喪失と自給自足”において、プレイヤーとアバターである主人公の関係性を深める役割を果たしていると説明。崩壊した世界で新たな生活を始める以前に、どういった豊かな世界が存在していたかを知る人物にプレイヤー本人を投影させることで、かつて暮らした自宅の崩壊が損失の感覚を生み、その後本作の全体的なテーマである(新要素の建築システムや資材の収集、自宅/入植地の建設を含む)“再建”とプレイヤーのモチベーションを直接繋ぐ意図があることを明らかにしている。(※ 本作のタグラインが“Welcome Home”であることも、このコンセプトに深く関係するものだと思われる)
  • プレイスタイルについて:コンパニオンについて言及したTodd Howard氏は、ロマンス(※ 人型限定)にも対応するコンパニオンがどういった役割を果たすか、具体的なディテールは明かせないとしながらも、単に戦闘をサポートする存在ではないことを挙げ、“Fallout 4”は多くの戦闘を回避することが可能だと説明している。さらに、Todd Howard氏は「ゲーム全体を一切の暴力無しでプレイできるとは決して言えないし、それがゴールというわけでもないが、我々は可能な限り多くの異なるプレイスタイルを提供したい」と発言。引き続き(キル数を低く抑える)平和的なゲームプレイが可能であることを示唆している。
  • また、Todd Howard氏はクエストについても言及しており、“Fallout 4”がSkyrim向けに用意したクエストシステムを継続して使用していることを明言。まだ詳細は明かせないながらも、Skyrim以上に優れた改善を加えていると説明している。
情報元:The Guardian

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