先日初のトレーラーが解禁され、12月末の全米公開に大きな期待が掛かるマイケル・ファスベンダー主演の映画「Assassin’s Creed」ですが、新たに映画の製作総指揮を務めるPat Crowley氏とジャスティン・カーゼル監督がGameSpotとIGNのインタビューに応じ、予てから示唆されているシリーズ化の計画やビデオゲーム側の主要キャラクターが登場しない背景、シリーズのイースターエッグをふんだんに用意したプロップの話題など、幾つかの興味深い新情報が明らかになっています。
- 映画のシリーズ化について:既に主演とプロデューサーを務めるマイケル・ファスベンダーが続編とトリロジー化に意欲を示している旨が報じられているが、GameSpotのインタビューに応じた製作総指揮Pat Crowley氏もこの話題に言及。映画“Assassin’s Creed”が1度限りの作品ではないと語り、製作チームに三部作のアイデアが存在することを挙げ、「誰もが映画の継続を望むだろうと期待している」と強調している。
- 映画にビデオゲーム側のキャラクターが登場しない背景について:映画に馴染み深い主人公達や現代パートの主要キャラクター達が登場しない(※ ただしアブスターゴのCEOアラン・リッキンが重要人物として登場する)理由について語ったPat Crowley氏は、今作がゲームに基づく映画だと説明する一方で、映画が決してゲームそのものではないと説明。映画化に当たってオリジナルの脚本を用意したかったことから、本質的に脚本の全てを独自のものとして作り上げたと強調している。
- さらに、ジャスティン・カーゼル監督は、今回の映画化が今後ゲーム本編とある種の関係を持ちうる新たなキャラクターを作り上げることに関係していたと説明。既存のキャラクターが既に多くの背景を持つ状況を鑑み、映画とゲーム側を差別化する決定に至ったことを明らかにしている。
- なお、これらの取り組みは(しばしば映画化を失敗させる)シリーズの設定やLoreを大きく覆す、あるいは壊すようなものではなく、あくまでシリーズの背景やユニバースとの同一性を担保した上で進められているもので、Pat Crowley氏とジャスティン・カーゼル監督は、共にアニムスにまつわる“Assassin’s Creed”シリーズのルールをUbisoftの下でしっかりと学んだことを伝えている。また、映画のセットや要素については、Ubisoft側の代表者によるチェックも行われているとのこと。これに伴い、Pat Crowley氏は映画の舞台がこれまでにUbisoftが作り上げた世界の内部に存在することを明言。シリーズのルールに則った新しい物語を作成した一方で、シリーズのゲーマーは、映画版の舞台を見知った世界だと感じられる仕上がりとなっていることを強調している。
- イースターエッグの存在について:キャラクターや物語がオリジナルのものとなる一方で、映画の中にはシリーズのイースターエッグがふんだんに用意されている。ハリウッドの著名なプロップデザイナーで、映画の装備品を多数手掛けるTim Wildgoose氏は、“Assassin’s Creed”ゲームの熱狂的なファンで、映画に登場する武器に様々なイースターエッグをちりばめたとのこと。多くのプロップがロンドンの美術館ウォレス・コレクションに所蔵されている本物の装備にインスパイアされた一方で、一部にはUnityのギロチン銃やコナーの弓矢、Liberationに登場したバプティストの剣、さらにはChroniclesの主人公を務めた女性アサシンShao Junの剣まで用意されているとのこと。
- さらに、プロダクションデザイナーAndy Nichols氏も同様の取り組みを進めており、様々な衣装や道具、文献、彫刻といった要素がシリーズタイトルをリファレンスとしているほか、詳細は伏せるが“鷹の目”を実現する技術も見られるとのこと。
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