久しぶりの新作「Enslaved」もいよいよブラッシュアップ段階に入り、デビルメイクライ新作との関連なども噂されるNinja Theoryですが、やはり同スタジオの名を一躍有名にしたのは2007年のHeavenly Swordではないでしょうか。
操作周りやゲームシステム等に少々問題点を持ち合わせながらも、非常にアクの強い個性的なカイやボハンなどのキャラクターや、幻想的でシネマティックな作品として評価された本作は、ゲームの新しい時代を感じさせるタイトルとして、素直に今後の展開が楽しみな作品の1つとなりました。
しかし、セールスは今一つ奮わず、最終的にNinja Theoryがマルチプラットフォームタイトルの開発へと移行せざるを得ない状況になってしまったのはEnslavedでのインタビューなどでも明らかにされています。
そんな中、Ninja Theory自身が「Heavenly Sword 2」を開発したいと強く願っている事がスタジオのボスTameem Antoniades氏の口から発言されました。氏は続編の開発に取り組もうとした事を明かし、しかしIPがソニーによって保持されている事からマルチプラットフォームとしてのタイトル開発を行えなかったと発言、さらにHeavenly Swordの為に開発した技術もソニーによって所有されている事が明らかにされました。
氏は、Heavenly Swordでのソニーとの提携について、スタジオの成長や偉大な作品を世に出せた事などを挙げ、大きく感謝していると発言し、しかし次のリリースタイトルを考慮する中で、予算の事など考える必要のある現実的な問題が多くあった事と振り返り、専用タイトルビジネスの難しさを吐露しています。
今も尚注目すべき素晴らしいデベロッパですが、Heavenly Swordをリリースする直前辺りの大物感と飛ぶ鳥を落とす勢いに見えたNinja Theoryでさえも、やはり現実とのトレードオフはゲームの内容をも左右する大きな問題であるようです。ゲーム文化のみならずアンディ・サーキスの近年の活躍にも大きな転機となったHeavenly Swordが再び復活する時はくるのか、今後の展開に期待です。
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