GPUの演算性能を2倍強に引き上げた「PS4 Pro」の登場に伴い、早くもCrystal DynamicsがPS4版“Rise of the Tomb Raider: 20 Year Celebration”にPS4 Pro専用のゲームモード(4Kモードと1080p/高fpsモード、1080p/30fpsのグラフィックス強化モード)搭載を報じ話題となっていますが、PS4 Proのパフォーマンス向上や同一条件における動作の安定化といった変化に起因するマルチプレイヤーのアドバンテージに注目が集まるなか、“PlayStation Meeting”にて行われたラウンドテーブルにて、Naughty DogのリードプログラマーChristian Gyrling氏が自身の見解を明らかにしました。
前提として、“Rise of the Tomb Raider”に見られる通り、同一タイトルにおけるフレームレートを任意に解除/変更可能であることは明らかですが、今のところマルチプレイヤーやオンラインコンテンツに対してSIEが定める何らかのレギュレーションが存在するか、具体的なディテールは提示されていません。
“PlayStation Meeting”会場でマルチプレイヤーにおけるPS4 Proのアドバンテージに言及したChristian Gyrling氏は、この問題が危惧するほど大きなものではないと説明。PS4とPS4 Proのマルチプレイヤーが同じフレームレートで動作することは確認済みだと述べ、これが同じタイトルを720pと1080pテレビでプレイするユーザーがいることと似たようなものだと語り、ピクセルあたりの詳細さが大きなアドバンテージとなることはないとの見解を明らかにしています。
既に同様のラウンドテーブルやインタビューから、一部注目タイトルの仕様についてPS4とPS4 Proの違いが報じられており、“Horizon Zero Dawn”と“Infamous: Second Son/First Light”、“Mass Effect: Andromeda”が何れもPS4とPS4 Pro共に30fpsで動作することが判明していますが、一方でPS4 Proが従来の1080p出力向けにスーパーサンプリング機能を実装したほか、フレームレートを安定させる複数のオプションが存在し、ターゲットとする動作(30/60fps)をほぼ完全に実現できるといった改善が報じられています。これはFLOPSの単純な増加分を鑑みるに、45~60fps程度で推移していたような60fpsターゲットの一部マルチプレイヤー作品が、PS4 Pro上においてソリッドな60fpsで動作することを意味しており、これが今後のタイトル開発やマルチプレイヤー作品にどういった影響を与えるのか、来る“Xbox Project Scorpio”に対するMicrosoftの取り組みを含め、さらなる続報に注目が集まるところです。
Multiplayer games will run at the same framerate across PS4 Pro and standard PS4. Sony does not want to give advantage to Pro users.
— David Scammell (@VG_Dave) 2016年9月7日
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