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先日、UbisoftとTencentが設立した「Assassin’s Creed」と「Far Cry」、「Tom Clancy’s Rainbow Six」ブランド専門スタジオの名称が“Vantage Studios”に決定し話題となりましたが、新たにIGNの報告から新スタジオの要職に就く予定だった「Assassin’s Creed」フランチャイズの統括責任者Marc-Alexis Côté氏がUbisoftを退社したことが明らかになりました。

Marc-Alexis Côté氏の退社は、“Vantage Studios”のリーダーシップチームに関するUbisoftの社内メールから浮上し、その後IGNの確認に応じたUbisoftがこれを事実と認めたもの。同メールにおいて“Vantage Studios”の共同CEO Christophe Derennes氏は、“Assassin’s Creed”フランチャイズの責任者を務めたMarc-Alexis Côté氏には“Vantage Studios”の設立と将来を担う役割を期待していたと語り、Marc-Alexis Côté氏の決断を残念に思うと伝えています。

IGNの確認に応じたUbisoftの広報によると、Marc-Alexis Côté氏はVantage Studiosに絡む組織再編に伴い、Ubisoftの外で新たな道を目指すことを選んだとのこと。また、Ubisoftは“Assassin’s Creed”ブランドにおけるMarc-Alexis Côté氏の貢献と多大な影響について感謝の言葉を述べ、彼が築いた強固な基盤は才能あるチームが引き継ぐと強調しています。

ソフトウェアエンジニアとして2005年にUbisoft入りしたMarc-Alexis Côté氏は、リードエンジニアやレベルデザイナーを経て、2010年に“Assassin’s Creed III”のゲームディレクターに就任。その後“Assassin’s Creed”シリーズのクリエイティブディレクターを務め、2022年5月には同シリーズを統括する製作総指揮兼責任者として、近作の開発を率いていました。

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