Bungieが「Halo: Reach」のマッチメイキングとソーシャル要素のシステムを公開

2010年3月19日 11:38 by katakori
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「Halo: Reach」 ヘイローリーチ

いよいよ5月3日のベータテストが迫ってきている今年のNo1メガローンチの最有力候補「Halo: Reach」、様々な意味で注目を集めるタイトルとなっています。まだまだ謎だらけのHalo: Reachですが、昨晩Bungieが本作のマッチメイキング周りのシステムと新しいソーシャル要素について、その概要を明らかにしました。アクティブリストやフレンドのゲームへの途中参戦やエキサイティングな”アリーナ”システムなど、これまで見られた映像や内容と同じく、大きく手が入れられた物に生まれ変わっています。

■ アクティブなプレイヤーリスト

これはHalo 2の方式に戻る事になります。プレイヤーがHalo: Reachを起動すると、メインメニューかロビーにおいてフレンドがプレイ中であるかどうかが表示されます。そこではフレンドが誰とプレイしているか、スコアや残り時間など、任意のフレンドに関する詳細情報を確認する事ができます。フレンドがHalo: Reachで何を行っているか、或いは見つけ出す為にXbox Liveを利用する必要がないよう、Halo: Reachだけで完結出来る様なシステムをBungieは目指している様です。

「Halo: Reach」 ヘイローリーチ

■ キュー参加

Halo 3ではすでにマッチ中のフレンドのゲームに参加する事は難しく、それが終了するのを待つ必要がありました。その間にプレイヤーがゲームを始めてしまえば今度はフレンドが待たなくてはならず、不便を強いられていました。Halo: Reachではここにキューを要求する事が出来る様になり、参加可能になった場合に自動的にフレンドのゲームに参加できる機能が追加されました。

■ 改善された投票システム

Halo: Reachには”Veto 2.0″と名付けられた新しい投票システムが導入されました。それぞれのプレイリストはプレイヤー達に4つの選択肢を提示します。1つ目はHalo 3で見られた様なマップとゲームタイプを組み合わせた物で、他の3つには上記と異なる追加の選択肢が加えられています。ここには他のゲームタイプが柔軟に登場し、フレキシブルな展開を楽しむ事が出来る様になります。

「Halo: Reach」 ヘイローリーチ

■ アリーナプレイリスト

アリーナはHalo: Reachに登場する最も大きな変更になります。これはハードコアな方向に焦点を合わせたスレイヤーとチームスレイヤーモードのプレイリストで、プレイヤーはランク付けとプレイヤースキルで区分され、シーズン(1ヶ月)を戦います。ランク付けはスキルだけに依存しないシステムになっており、チームゲームにおけるアシストの役割や成果などもランク付けに影響する物になります。またキル/デス比のパフォーマンスもこのランクに影響するとの事。

なお、ランキングの区分は”Onyx“、”Gold“、”Silver“、”Bronze“、”Steel“の5段階に分けられ、シーズン内でもこの区分間の移動が行われる様になっています。

またランキング参加の為にプレイヤーは”デイリーランキング”を得る為に一日あたり幾らかのゲームプレイを行う必要があります。このデイリーランキングの平均値により次シーズンの参加区分が決められる事になります。

さらにアリーナではカジュアルなゲームタイプは登場せず、Rocket RaceやFiestaをアリーナでプレイする事はありません。

■ ランクとソーシャルプレイリストの結合

ハードコアなアリーナモードが登場しますが、Bungieはこれによりプレイヤーコミュニティを分断してしまう事は避けたいと考えている様です。Halo 3ではランクプレイリストに対してソーシャルプレイリストではカジュアルなゲームが並び、それぞれ別の役割を担っていました。Halo: Reachではパーティマッチが優秀になり、”four-on-four playlist”を選択すれば、そのグループのスキルレベルにあった別のチームを選んでくれます。

■ 合理化されたパーティ作成

Halo 3ではマッチ後にパーティを組むためのオプションが登場しましたが、Halo: Reachでは離脱を選択するシステムに変更され、マッチの後は自動的にパーティのまま次のマッチメイクを行う様になりました。

「Halo: Reach」 ヘイローリーチ

■ マッチメイクの接続オプション

プレイヤーはマッチメイキングに関するオプションを選ぶ事が出来る様になりました。これによりping順やプレイヤースキルによるマッチメイク、そして同じ言語圏から相手を選ぶ事が出来る様になります。

■ ソーシャルセッティング

上記のマッチメイクのオプションに加えて、プレイヤーはマッチメイクのベースになる4つの要素について自己評価を行う事ができます。これらのデータを元によりよいチームメイキングが行われる事になるようです。この4要素の詳細は次のようになっています。

  • チームワーク:チームワークを好むか、単独行動を好むか
  • モチベーション:勝利を重視するか、それとも楽しむ事を重視するか
  • チャット:チャットが好きか、それとも寡黙か
  • トーン:乱暴者かそれとも丁寧な人か
「Halo: Reach」 ヘイローリーチ

以上が、Bungieが明らかにした新要素の内容です。とにかくマッチメイクとマルチプレイの快適さに注力した物で、よりコミュニティの促進に力が注がれた物である事がここからは読み取れます。特に今回明らかになったアリーナシステムは非常に興味深い物で、奇しくもBlizzardが準備を進めている新Battle.netのリーグシステムと新しいラダーシステムと同じ思想がここでは感じられます。

近年まことしやかに囁かれるFPSのマルチプレイの終焉ですが、抜本的な、そして何が”楽しい”のか、そこにスポットを当てたこれらのゲームとしてのデザインの改善は、マルチプレイの動向に新たな命を吹き込む事になるのかも知れません。いよいよその概要を現し始めたHalo: Reach、マルチプレイベータの登場が楽しみになってきました。

情報元及びイメージ:Shacknews

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