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開催が迫るE3やgamescomといった大規模イベントへのブース出展を断念する程に深刻な経営危機に瀕している「THQ」ですが、株価が30日連続で1ドルを下回る状況にNASDAQが上場廃止を警告した今年2月1日以降、今も1ドルへの回復は実現出来ていない状況が続いています。

そんな中、今月25日にTHQが6月29日に開催を予定している株主総会に向けて、米証券取引委員会（U.S. Securities and Exchange Commission）に対し、NASDAQの上場廃止を回避するための株式併合計画を提出したことが明らかになりました。

株式併合はNASDAQの株式公開維持基準である一株辺りの最低額（※ 前述した1ドル）を満たせない場合に、流通している幾つかの株式を1つにまとめ、株式の総数を減らしながら株価を上昇させるもので、今回の出願によるとTHQは1:3（※ 3つの株を1つにまとめる）、1:5、1:10のオプションを検討していることが明記されています。

今年2月からさらにじわじわと低迷を続け、現在1株辺りの株価が61セント前後にまで悪化しているTHQですが、1:10の検討も見られる辺り、株式併合後のさらなる低迷を視野に入れている気配も窺え、株主総会での決定と動向に改めて注目が集まるところです。