先月23日にTHQのアセット売却を目的としたオークションが開催されたものの、買い受け先が現れず25日にはスタジオ閉鎖が決定し、その後28日にCrytek初のUSスタジオ“Crytek USA Corp.”として再出発を果たすこととなったVigil Gamesですが、同スタジオが手掛けた「Darksiders」IPの状況についてははっきりとした現状が報じられておらず、プレスリリース等からCrytekによるIP取得は行われていないとの予測が有力視されていました。
そんな中、本日VentureBeatが掲載したCrytekのボスCevat Yerli氏のインタビューにて、“Crytek USA”設立の経緯が語られ、Crytekがスタジオ新設にあたり“Darksiders”IPを取得しなかったことが明らかになりました。
THQのオークションにて、Vigilへの入札が無かったことに驚いたと語ったYerli氏は、オークション終了後直ぐに元Vigilの共同創設者でゼネラルマネジャーを務めたDavid Adams氏(※ 現Crytek USAのCEO)と電話で連絡を取ったところ、Adams氏と開発チームの強い情熱に感銘を受け、一度のミーティングでCrytek USAの設立を決めたと発言。USスタジオの経営にエキスパートと引き締まったコアチームが必要とされたと語った氏は、同時にCrytekの戦略に適合しないことから“Darksiders 3”を継続したくなかったと語り、旧Vigilのスタッフ達には“Crytek USA”でこれまでと著しく異なる(Crytekの)ミッションに参加して欲しいと打診したことを明らかにしています。
“Darksiders”IPを追求せず、ゼロからのスタートを切ることとなった旧Vigilの面々ですが、Yerli氏は今回のスタジオ新設にあたって、Vigilの“Darksiders”タイトルそのものが示している通り、彼らの技術やクリエイティブ力に対する懸念は無かったと強調しました。
ようやくはっきりとした言及が行われた“Darksiders”IPに関する動向ですが、オークション終了を経て、残ったアセットの販売計画進めているTHQがどういった決断を見せるか、今後の動向に改めて注目が集まるところです。
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