先日、“The Game Awards 2014”と“PlayStation Experience”イベントの素敵なプレゼンテーションを経て、サウンドトラックの制作と「No Man’s Sky」にインスパイアされたニューアルバムの発売決定が報じられたイギリスの人気ロックバンド“65daysofstatic”ですが、新たにHello GamesのSean Murray氏とオーディオディレクターPaul Weir氏、開発に参加する“65daysofstatic”のPaul WolinskiとJoe ShrewburyがGame Informerのインタビューに応じ、65dos参加の実体と“No Man’s Sky”らしいサウンドトラックに関する壮大な取り組みの概要が明らかになりました。
65dosが直接サウンドトラックの制作を手掛けるにも関わらず、作品にインスパイアされたニューアルバムを制作するという不自然な発表は、ゲーム内のサウンドトラックやサウンドスケープが惑星や宇宙、動植物と同じくプロシージャル技術によって生成されることが要因となっているもので、Sean Murray氏やPaul Weir氏によると、本作のサウンドスケープや楽曲は惑星毎に全て異なるサウンド体験を提示するため、自動生成される惑星と同規模の楽曲生成を実現すべく制作が進められているとのこと。
なお、“No Man’s Sky”のゲーム内宇宙には1,844京6,744兆737億955万1,616もの惑星が存在することが判明していますが、Paul Weir氏のサウンド開発に協力する65dosのPaul WolinskiとJoe Shrewburyは、類の無いサウンドトラック開発の鍵を握る生成ルールのリライトを担当していることが報じられています。
ダイナミックなサウンドトラック生成については、近年様々な作品で大小の具体的な成果が見られますが、“No Man’s Sky”が実際にどれほどユニークでバリエーション豊かなサウンド経験を実現するのか、具体的な作品の全容と輪郭を現しはじめた作品の進捗に期待が高まるところです。
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