先日、“System Shock 3”の正式アナウンスに伴い、System Shockを含む如何なるリブートにも関与しないと明らかにしたKen Levine氏ですが、Irrational Gamesとの関係や水面下で進められている新作の動向に注目が集まるなか、新たにKen Levine氏がボストンのラジオ番組“On Point”に出演し、来る新作が“小規模なオープンワールド”だと語り注目を集めています。
これは、著名なジャーナリストとして知られるトム・アッシュブルックがホストを務める“On Point”の最新回“The Best Video Games of 2015”にゲストとして出演したKen Levine氏が自身の取り組みについて言及したもの。
Ken Levine氏は、近年のビデオゲーム産業においてBioShockのようなAAA規模のシングルプレイヤーナラティブゲームが消えつつあると述べ、その理由が開発に莫大な予算が必要となることにあると発言。氏は40~60ドルのフルプライスタイトルを購入する場合、ゲーマーが少なくとも10~12時間以上の経験を求める状況となっていることはもはや明らかだと説明しています。
こういった状況を鑑みたKen Levine氏は、BioShock Infiniteの完成を以て、より小規模なチームとビジネスで、かつて氏が手掛けてきたようなナラティブゲームのように感じられる作品性を維持しつつ、リプレイ性を担保した上で、プレイヤーの経験を拡張し反応的だと感じられる(小規模な)ゲームの可能性を探る実験を進めてきたと語り、予てから提唱している“ナラティブLEGO”の概念を紹介。
文字通りLEGOブロックのように組み上げられるナラティブとゲームのフォーミュラを構築していると語り、その概要を語った氏は、続けて「我々が取り組んでいる作品は、言うなれば小規模なオープンワールドゲームだ」と述べ、プレイスルー毎に全く異なる体験を実現すべく、これまでに作り上げたBioShockやBioShock Infiniteに見られるビデオゲームのリニアな本質と日々格闘していることを明らかにしています。
なお、Ken Levine氏は先日Game Informerのポッドキャストにも出演しており、件の“System Shock 3”にエールを送った上で、自身の最新作がAIを大きなテーマの1つとして描くSci-Fiゲームとなることを明言していました。
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