1968年のアメリカ南部と復讐の物語を描く「マフィア III」はどんな作品か、10月末の発売に向けて既存のディテールを総まとめ

2016年7月18日 12:14 by katakori
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「Mafia III」「マフィア III」

今年6月のE3開催時に放送されたワールドプレミア特集にて、ゲームプレイの全体的な輪郭が遂に明らかになった人気シリーズ最新作「マフィア III」ですが、10月27日の日本語版発売が僅か3ヶ月後に迫るなか、海外版を含むローンチに向けたさらなる続報の解禁に期待が掛かる状況となっています。

という事で、今回は来る日本語版の発売とプロモーションの本格化に備えるべく、昨年8月のアナウンス以来報じられている本作の主な概要やキャラクターの背景、ゲームプレイのディテールといった既存の情報を今一度まとめてご紹介します。

doope!では、今後“マフィア III”のローンチに向けて、様々な特集記事をご紹介する予定ですので、激動の時代を描く野心作が気になる方は、作品の概要と特徴を改めて整理しておいてはいかがでしょうか。

「マフィア III」の概要

今年4月に公開されたトレーラー「戻る道なき者」

14年もの歴史を持つ人気シリーズの最新作「マフィア III」は、その名の通り、非情な組織犯罪の世界とストーリーを没入間の高い体験として描くオープンワールド作品で、伝統的なイタリア系マフィアの物語を描いた過去のシリーズ作品から一転、ベトナム戦争による疲弊や激化する人種問題、ブラックパワーと公民権運動の台頭など、劇的な変化を迎える1968年のアメリカ南部の都市“ニューボルドー”を舞台に、ベトナム帰還兵である主人公リンカーン・クレイの復讐を描いています。

数多ある犯罪系のオープンワールドアクションジャンルにおいて、“マフィア”シリーズは一貫して“組織犯罪”の経験を扱う希有な作品で、これはつまり伝統と掟、組織内のヒエラルキーによってゲームプレイと物語が駆動することを意味しています。

6年ぶりのシリーズ最新作となる“マフィア III”は、このコンセプトを全面的に強化した作品で、組織犯罪のファミリー、そして家族の有りようが天涯孤独な主人公リンカーン・クレイの視点を通じて多層的に描かれ、プレイヤーが自ら組織犯罪と復讐を担う新たな“ファミリー”を作り上げ、リンカーンが命を賭して守るべき“家族”を強く求める激しい物語が描かれます。

また、“マフィア III”は1968年当時の歴史や政治、文化的背景の入念な構築と再現を大きな特色としており、アメリカの歴史において最も大きな変化を迎えつつあるまさにその瞬間を切り取り、これを象徴する存在として作り上げられた都市“ニューボルドー”の探索もまた、本作の大きな楽しみの1つと言えるでしょう。

余談ながら、主人公の回想録として過去を振り返りつつ、寓意的かつツイストの効いた結末を描いた初代と、ヴィトの半生を時系列順に描いた続編に対して、“マフィア III”は主人公リンカーン・クレイの復讐に手を貸した元CIAエージェントが、裁判の公聴会でリンカーンの復讐を巡る事件の経緯や顛末を証言するドキュメンタリー形式のストーリーテリングを採用しており、マフィアという存在そのものの有り方と世間の認識を一変させるRICO法(組織犯罪対策法)成立前夜の1968年という特異な背景を持つストーリーの展開に大きな注目が集まる状況となっています。

「マフィア III」のE3 2016トレーラー

主人公リンカーン・クレイを取り巻く主要キャラクター達

「Mafia III」
リンカーン・クレイと3人の腹心
リンカーン・クレイの人物像と出自が分かるアナウンストレーラー

主人公リンカーン・クレイと3人の腹心

  • リンカーン・クレイ:本作の主人公で黒人と白人の両親を持つ混血。Delray Hollow地区のカソリック教会の孤児院で孤児として、黒人と白人どちらの社会にも受け入れられないまま育った。孤児院の閉鎖により家族に等しい仲間を失い、その後従軍。ベトナム戦争のさなか、地獄のような戦場で自身の“ファミリー”を持つべきだと決意する。
  • リン­カーンはニューボルドーへと帰郷した後、地元の黒人勢力とストリートギャングに父親代わりや兄弟のような仲間を持つ“ファミリー”を遂に見いだすが、兵士としての能力を評価しリン­カーンを雇ったイタリアンマフィアのボス、サル・マルカーノの裏切りにあい、ようやく手にした“ファミリー”を皆殺しにされてしまう。
  • アンチヒーロー的なキャラクターであるリン­カーンは、イタリアンマフィアから逃げることなく、反撃にでることを決意。サル・マルカーノに対する報復にとりつかれたように、ベトナム仕込みの暴力性を解放し、復讐を果たすべく僅かな仲間を率い、ニューボルドーの新興勢力となる自身の“ファミリー”を形成しはじめる。
  • カサンドラ:ハイチ人のギャングを率いる黒人女性、イタリア人勢力との間に問題を抱えており、リンカーン・クレイの復讐に手を貸す。犯罪組織に所属するシリーズ初の女性でもある。
  • トーマス・バーク:アイルランド人勢力を率いるリーダー、サル・マルカーノに対して個人的な恨みを抱いている。爆発物の専門家や、ニューボルドーの警察を賄賂で押さえ込む市警察の内通者を配下に持つ。
  • ヴィト・スカレッタ:前作“マフィア II”の主人公、イタリア人勢力を率いる。前作のエンディング後に何らかの理由で収監され、刑期を終えてニューオーリンズで落ちぶれた生活を営んでいる。港に近いダウンタウンの魚料理を出すレストランの2階にオフィスを構え、再帰に向けて小さなテリトリーと権力を手にしたいと求めている。

仇敵サル・マルカーノとマルカーノファミリーの主要人物

  • サル・マルカーノ:リンカーン・クレイが身を寄せた黒人勢力を皆殺しにしたイタリア系マフィア“マルカーノファミリー”のボスで、ニューボルドーを牛耳る巨大な権力を持つ。彼を殺害することが本作の大きな目的となっている。なお、サル・マルカーノのモデルは、ニューオーリンズを拠点とし、近隣都市を支配する巨大な権力を持っていたゴッドファーザー、カルロス・マルセロと思われ、急進的な白人至上主義を掲げた秘密結社KKKの活動を支持したことも共通している。(マルカーノはKKKに似たゲーム内の組織Southern Unionを支援している)
  • ジョルジ・マルカーノ:サル・マルカーノの息子で、ファミリーの構成員をまとめるアンダーボスを務める。
  • ルー・マルカーノ:サル・マルカーノの兄で、ファミリーの幹部(カポ)の1人として“French Ward”の売春組織や麻薬売買を取り仕切っている。E3プレミアでは、Jacobsと呼ばれる議員の再選を推す資金集めのパーティを開催する様子が確認できる。
  • トニー・デラジオ:マルカーノファミリーの金庫番を務めるカポの1人。ダウンタウン地区の犯罪活動を取り仕切っている。

その他の人物

  • ジョン・ドノヴァン:元CIAのエージェントで、ベトナムでリンカーン・クレイと出会ったかつての友人。ベトナム戦争時にはリンカーンと共に極秘任務にあたった。リンカーンの復讐に協力し、マルカーノファミリーのマネーロンダリングや建築絡みの汚職に関する情報を提供する。マルカーノファミリーの幹部殺害に関するリンカーン・クレイの関与について当時の出来事を振りかえるストーリーの語り手でもある。
「Mafia III」
仇敵サル・マルカーノとファミリーの主要人物達、右は息子のジョルジ
「Mafia III」
サル・マルカーノの腹心として金庫番を務めるトニー・デラジオ
「Mafia III」
サル・マルカーノの兄、アンクル・ルーことルー・マルカーノ
「Mafia III」
元CIAエージェントでリンカーンの復讐に手を貸したジョン・ドノヴァン

「マフィア III」のゲームシステムについて

E3開催時のワールドプレミアにてお披露目された圧巻のプレビュー映像

■ ゲームプレイの主なディテールについて

  • “マフィア III”は、オープンワールドな都市“ニューボルドー”を舞台に展開する三人称視点のアクション作品で、カバーシステムを持つシューター要素やマフィア組織の拡大と運用、独自の犯罪経済システム、激しいカーチェイスを伴うドライビング、膨大な数のアクティビティ、ハードボイルドなストーリーといった要素を特色としている。
  • 3人の腹心を持つファミリーの運用について:本作には、キャラクターの項で紹介した3人の腹心が登場し、ファミリーの拡張と運用に大きな役割を果たす。彼らには、それぞれゲームプレイを通じて得た地区の運用と管理を任すことができ、この選択に伴い様々な特典や能力が得られる。
  • ただし、それぞれに異なる出自を持つ3人の腹心とリンカーン・クレイは、何れもマルカーノファミリーに対する目的を共有しているものの、互いに好感を抱いているわけではなく、この管理と運用を任せる報償の選択しだいでは、腹心の誰かがファミリーを離反し主人公と敵対する可能性も生じる。
  • 3人の腹心に任せる地区の運用や拡張、選択に伴う報酬、関係性の動的な変化は“Sitdown”と呼ばれており、地区の主要なミッションを通じて進行し、管理を任せる腹心それぞれに異なる収入や強化、新たな支援能力といった特典が得られる。(例:バークは廃品置場を所有しており、彼に地区を任せることで乗り物関連の強化が得られる。一方、ヴィトは自信の配下を増援として提供する)
  • 腹心達が提供するサービスについて:地区の管理に絡む采配を通じて、カサンドラとバーク、ヴィトそれぞれに用意された固有の強化や支援が得られる。これには、増援の要請や武器のデリバリー販売、警察捜査の中断、電話回線の通話妨害といった支援が含まれるほか、防弾タイヤの解除、増援の装備強化、新装備の解禁といった強化も利用可能となる。
  • 戦闘について:カバーシステムを持つ銃撃戦をベースに、近接攻撃や残虐なフィニッシュムーブ、ステルスプレイを可能にするテイクダウンといった幅広い要素が導入されている。これに伴い、ミッションを異なるアプローチとプレイスタイルでクリアすることが可能。また、武器や腹心の支援スキルは、シンプルなラジアルメニューで簡単に切り替えることができる。
  • ドライビングとカーチェイスについて:本作のドライビングは、60~70年代を象徴するマッスルカーをリアルに再現すべく、意図的に難易度が高く設定されている。これに伴い、物理ベースの荒々しいハンドリングやグリップによって、スティーブ・マックイーン主演のハリウッド映画のようなドライブ感が楽しめる。一方で、戦闘については敵車両のタイヤを容易に狙うことができるセミオートのターゲッティングシステムを特色とするほか、バックミラーが固有のHUDとして実装されており、カーチェイス時にはこれがキルカムのような役割を果たす。また、ビークルの改造要素も実装される予定。
  • 武器について:本作には、歴史的な時代考証に基づき構築された架空の武器が多数登場する。現在登場が確認されている武器カテゴリとして、ハンドガン、サブマシンガン、スナイパーライフル、アサルトライフル、ショットガン、爆発物が確認済み。また、爆発物にはモロトフカクテルとスタンダードな手榴弾、さらにリモート起爆可能な“Screaming Zemi”が存在しており、腹心達に対するリワード等を通じて様々な強化が可能となっている。
  • 各種銃器はそれぞれ、ダメージと命中率、連射率、装弾数、安定性、射程距離から構成されるStatsを特色としている。
  • ニューボルドーに用意された多彩なアクティビティ:広大なオープンワールド環境には、様々なアクティビティが用意されており、幹部やドラッグディーラー、武器密輸業者の殺害、麻薬を輸送するボートの破壊、ポン引きを拷問する情報収集、売春宿の破壊、運び屋の襲撃といった活動を通じて、マルカーノファミリーの資金源にダメージを与えることができる。
  • 政治や文化、歴史的な社会背景がもたらす影響:理由もなく黒人を尋問し往来を封鎖する白人の警官や、ベトナム戦争に対する過激な抗議活動と警察の衝突、ニューオーリンズ名物の賑やかなジャズ葬列、地区の社会的な背景によって異なるニューボルドー市警察の挙動など、1968年のアメリカ南部特有の社会情勢がゲームプレイに直接的な影響を与え、プレイヤーの行動を阻むようなシーンが見られる。

アメリカ南部の都市“ニューボルドー”について

「Mafia III」

本作の舞台となる“ニューボルドー”は、アメリカの南部ルイジアナ州最大の都市であるニューオーリンズをモデルとする架空の都市で、当時のニューオーリンズと同じく、南部特有の人種差別に対する偏狭な考え方と不平等が組織犯罪を増長させる温床となっています。

開発を手掛ける新スタジオ“Hangar 13”は、当時のニューオーリンズと同じ音楽やファッション、ヘアスタイルといった文化、言語、歴史的な背景を正確に捉え、当時の都市と地区の構造、著名な建築物を再現する一方で、大幅に刷新された車両のドライビングシステムを存分に活かすべく、激しいカーチェイスに適した都市のアレンジや、ゲームプレイを拡張する(実在しない)地下水路の新設といった取り組みを進めているとのこと。

また、“ニューボルドー”は10の異なる地区によって構成され、地区ごとに大きく異なる自然/都市環境や組織犯罪、アクティビティを特色としています。

「Mafia III」
E3のワールドプレミアに登場した全体マップの外観、実際のニューオーリンズに酷似している

ニューボルドーを構成する10の地域

  • Frisco Fields:富裕層の閑静な住宅が並ぶ地域で、マルカーノファミリーのPCP(エンジェルダストとして知られる麻薬“フェンサイクリジン”)精製と売買を担う拠点が存在する。また、南軍の旗を掲げるKKK的なレイシストギャング“Southern Union”もこの地域に拠点を構え、マルカーノファミリーと手を組み、大学でPCPの精製や売買を行っている。
  • Pointe Verdun:北部の地域、今のところ詳細不明。
  • Barclay Mills:西部の地域、今のところ詳細不明。
  • Downtown:中心部のFrench Wardに隣接するダウンタウン、トニー・デラジオが建築業者絡みの汚職やマネーロンダリングを行っている。
  • French Ward:アンクル・ルーとマルカーノファミリーが牛耳るニューボルドーの歓楽街(ニューオーリンズのフレンチ・クオーター地域に相当する)。ここを拠点に、彼らはヘロインの売買と大規模な売春組織の運営を行っている。
  • Tickfaw Harbor:北東部に広がる地域、今のところ詳細不明。
  • Delray Hollow:かつてリーンカーン・クレイが身を寄せた黒人のストリートギャングが支配した地域。現在はディキシーマフィアが支配しており、マルカーノファミリーと結託している。このほか、Marais空港や廃墟となった遊園地“Baron Saturday’s Fun Park”がこの地域に存在する。
  • River Row:ミシシッピ川の南部に位置する地域で、マルカーノファミリーの支配下にある。港ではマリファナや銃の密輸が行われている。
  • Southdowns:南東部に広がる地域、今のところ詳細不明。
  • Bayou Fantom:最南部に広がる広大な湿原。Eaglehurstと呼ばれるプランテーションが存在するほか、ブードゥ教とも絡む幽霊船出没の噂が囁かれている。

「マフィア III」世界の文化について

「Mafia III」

前述した通り、Hangar 13は最新作の舞台となる都市“ニューボルドー”の構築にあたって、1968年前後のアメリカを正確に再現すべく、歴史や文化の調査を入念に進めており、風俗や音楽、ラジオや新聞を含むメディア、映画、人種問題、政治にまつわる象徴的な出来事をゲーム内に取り入れていることが報じられています。

  • 音楽について:1968年という激動の時代を象徴する要素として、実在する名曲の数々が起用されている。ローリング・ストーンズの“黒く塗れ!”や、オーティス・レディング&カーラ・トーマスの“トランプ”、ジミ・ヘンドリックスの“見張塔からずっと”、アニマルズの“朝日のあたる家”、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの“フォーチュネイト・サン”、キンクスの“オール・オブ・ザ・ナイト”といった楽曲が車内のラジオや店内から流れ、作品に鮮烈な華を添えている。
  • ラジオは当時の政治的状況や文化的な背景を伝える役割も担っており、1968年にアメリカ独立党の候補として大統領選に出馬したジョージ・ウォレスを想起させる人種隔離政策を論じるニュースの放送や、時代考証に基づき再現されたチープなラジオCMといったコンテンツが盛り込まれている。
  • ニューボルドーのジャズクラブにて、68年当時人気のピークにあったジム・モリソンの物まねが確認されている。
  • Playboy誌との提携:前作に続いて、海外の著名な男性誌として知られるPlayboy誌とのコラボレーションが決定している。これに伴い、人気モデルEugena Washingtonをプレイメイトに起用したピンナップがお披露目されたほか、アルベルト・バルガスのアートワーク起用も確認され、再びPlayboy誌がゲーム内の収集要素として登場することが判明している。
  • 映画作品の影響について:ゲーム内には実在しない架空の映画ポスターが多数用意されており、これらのポスターは68年当時に実在した映画にインスパイアされた内容となっている。余談ながら、1968年の代表的な映画には、本作のカーチェイスに大きな影響を与えたスティーブ・マックイーン主演の“ブリット”や、ブラックパワーの台頭を背景に持つ初代“猿の惑星”、傑作“2001年宇宙の旅”、人種差別や反戦運動における対立構造をテーマに描いたロメロの“ナイト・オブ・ザ・リビングデッド”、50年代以降大きく変化した中産階級の家庭や男女が抱えたリアルな現実を描いたカサヴェテスの“フェイシズ”が存在するほか、時代的にはオルタネイティブかつ反体制的なムーブメントとして、アメリカンニューシネマがまさに台頭しつつあった時期としても知られる。
  • また、“マフィア III”の開発には、前述した映画“ブリット”や、血の日曜日事件を扱った“ブラディ・サンデー”、さらに特筆すべき作品として、スコセッシの“グッドフェローズ”が大きな影響を与えたことが報じられている。
  • 政治的な背景について:1968年のアメリカは、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの暗殺による人種間の緊張がピークに達しているだけでなく、多くの国民が長期化するベトナム戦争の終結を望む反戦感情の高まりに伴い、内戦状態といっても過言ではない複雑な状況下にある。とりわけ南部の人種差別問題は非情に深刻な事態にあり、リンカーン・クレイを主人公とするゲームプレイにも直接的な影響をもたらしている。なお、開発を率いるHaden Blackman氏は、こういった政治や人種、差別の問題を描くことに尻込みするつもりはないと強調している。
  • ゲーム内の新聞メディア“New Bordeaux Tribune”紙:ニューボルドーには、地元の新聞メディアとして“New Bordeaux Tribune”紙が存在しており、本作の様々な事件や歴史的な背景が新聞の紙面を通じて伝えられている。
主人公リンカーン・クレイのジャケットを羽織ったEugena Washington
公式Twitterが公開した“Bayou Fantom”地域のガイド、定期的にこういったゲーム内刊行物が公開されている
ゲーム内の新聞New Bordeaux Tribune紙の一面、幽霊船の噂を利用した武器の密輸が報じられている
当時の新聞広告も実に興味深い

「マフィア III」の開発について

「Mafia III」

“マフィア III”の開発は、2Kがサンフランシスコのベイエリアに新設した“Hangar 13”が担当しており、“Mafia”シリーズの本質を入念に研究した上で、1968年前後におけるアメリカの歴史や文化を集約させた縮図となる都市と歴史的な背景の構築を進めています。

  • 前作“Mafia II”の技術を一部用いた内製エンジンを採用。プレイヤーの選択に応じて動的に変化するストーリーテリング技術やリアルな車両の挙動を実現する物理演算システム、モダンなライティング/ビジュアル技術といった要素を特色としている。
  • LOD生成と3Dモデルの最適化にミドルウェア“Simplygon”を採用。
  • スタジオヘッド/クリエイティブディレクターHaden Blackman氏:かつてLucasArtsで“Star Wars: The Force Unleashed”シリーズや“Star Wars: Galaxies”、“Star Wars: Knights of the Old Republic”、“Star Wars 1313”の開発を率い、Dark Horseのスター・ウォーズ作品やDCのバットウーマン、Marvelのエレクトラといったコミック作品のライターを務めたベテラン。
  • リードライターWilliam Harms氏:90年代から数々のビデオゲームやアメコミのライターを務めるベテランで、ウルヴァリンやアイアンマン、キャプテン・アメリカ、アベンジャーズを含む多数のマーベル作品をはじめ、Sucker Punch時代には初代“inFamous”と“inFamous 2”、関連コミックのライターを担当したことで知られる。

「マフィア III」の商品情報

国内では通常版“マフィア III”と、シーズンパスを同梱する“マフィア III デラックス エディション”(パッケージ版はPS4のみ)が10月27日に発売予定で、予約・早期購入特典として、専用の車両と武器を含む数量限定の“ファミリー キック バック”ダウンロードコードが同梱されます。

また、海外ではレコード2枚組のアナログサウンドトラックやPlayboy誌のアートプリントを同梱する“Mafia III Collector’s Edition”がアナウンスされており、特典と収録曲のラインアップが以下のように報じられています。

『マフィア III』 予約・早期購入特典「ファミリー キックバック」トレーラー
「Mafia III」「マフィア III」
海外版“Mafia III Collector’s Edition”の外観

商品情報

  • 名 称 マフィア III
  • 発売元:2K / テイクツー・インタラクティブ・ジャパン
  • 発売日:2016 年 10 月 27 日(木)予定
  • ジャンル:オープンワールド・アクションアドベンチャー
  • 対応機種:PlayStation®4、Xbox One、Windows PC
  • 価 格:
    • <スタンダードエディション価格>:
      パッケージ版(PlayStation®4、Xbox One):7,900 円+税
      ダウンロード版(PlayStation®4):7,484 円(税込)
      ダウンロード版(Xbox One):7,538 円(税込)
      ダウンロード版(Windows PC):7,484 円(税込)
    • <デラックスエディション価格>(シーズンパス同梱版)
      パッケージ版(PlayStation®4、ゲオ限定):10,700 円+税
      ダウンロード版(PlayStation®4):10,500 円(税込)
      ダウンロード版(Xbox One):10,562 円(税込)
      ダウンロード版(Windows PC):9,900 円(税込)
  • CERO 審査予定
  • プレイ人数:1人
  • 公式サイト:https://mafiagame.com/

「マフィア III」予約・早期購入特典

  • ヴィト・スカレッタからの上納品:“昔ながらの商売道具”
    • トレンチ 1938 サブマシンガン
    • スミス モーレイ MX100
  • カサンドラからの上納品:“ブードゥーの女王にふさわしい死の香り”
    • カモ スナイパーライフル
    • ラシーター レパード
  • バークからの上納品:“ワニを仕留められるなら人間だって”
    • ゲーター ショットガン
    • バークレー スタリオン

海外版“Mafia III Collector’s Edition”(149ドル)に同梱される特典の概要

  • Mafia III: Official Soundtrack of New Bordeaux:180g盤のレコードを採用し、オーティス・レディング&カーラ・トーマスやサム・クック、アニマルズといった60年代のヒットメーカーの楽曲を収録した公式サウンドトラック。
  • Mafia III: Original Game Score:コンポーザーJesse Harlin氏とJim Bonney氏が作曲を手掛けた“Mafia III”のオリジナルスコアを収録したサウンドトラック。
  • Exclusive Collectible Art Prints:Playboy誌とアルベルト・バルガスの時代を象徴する作品を描いた2枚のアートプリント。
  • The Art of Mafia III Collectible Art Book:1968年のニューオーリンズをモデルとする舞台“ニューボルドー”にフォーカスした56ページのアートブック。
  • Lincoln Clay Replica Dog Tags:ベトナム戦争から帰還した主人公リンカーン・クレイのドッグタグを再現したレプリカ。
  • Faux Leather Establishment Drink Coasters:本編に登場するParadiso CasinoとSammy’sをテーマにしたドリンクコースター。
  • シーズンパス

“Official Soundtrack of New Bordeaux”の収録曲

  • SIDE ONE:
    • “Black Ghost Blues”(Lightnin’ Hopkins/ライトニン・ホプキンス)
    • “Paint It, Black”(The Rolling Stones/ローリング・ストーンズ)
    • “Tramp”(Otis Redding & Carla Thomas/オーティス・レディング&カーラ・トーマス)
    • “I Got My Mojo Working”(The Shadows of Knight/シャドウズ・オブ・ナイト)
    • “Walking The Dog”(Rufus Thomas/ルーファス・トーマス)
    • “All Along The Watchtower”(Jimi Hendrix/ジミ・ヘンドリックス)
  • SIDE TWO:
    • “Chain Gang”(Sam Cooke/サム・クック)
    • “I Let A Good Thing Go By”(Dewey Edwards/デューイ・エドワーズ)
    • “Go Go Shoes”(Lonnie Youngblood/ロニー・ヤングブラッド)
    • “Slip Away”(Clarence Carter/クラランス・カーター)
    • “The House Of The Rising Sun”(The Animals/アニマルズ)
「Mafia III」
日本語版“マフィア III デラックス エディション”のボックスアート

「マフィア III」関連リンク

情報元:Game Informer, Game Informer, Polygon, Twitter, プレスリリース

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