Natalの役割をXbox 360の拡張と位置づけるマイクロソフト、Xbox 360を中心にサービスやデバイスの拡張で長いスパンのサービスを提供していこうとする同社の方向性が目立つ昨今ですが、マイクロソフトの製品管理のディレクターを務めるAaron Greenberg氏がBlu-rayドライブについて興味深い発言をしています。
Greenberg氏によるとXbox 360にとってBlu-rayドライブが無い事はコンソールの成功に貢献する程の良い事だと語っており、この欠如が大きくセールスを押し上げると発言しています。
Greenberg氏はソニーが物理的なディスクに勝負を掛け、そこにコストが発生すると述べ、Xbox 360が大きくコスト面で恩恵を持っていると述べています。Greenberg氏は価格の差がインストールベースの拡大に繋がると考えており、最近CPUとGPUの一体化、32nmプロセスでスリム・低コスト化に成功したとされる新基盤(Clarkdale)完成の噂など、さらなる低価格化に向けて動き出すのか気になるところです。
また、マイクロソフトの掛けがデジタル流通上にあると明かし、1080pの映画をディスク無しで提供できる事にメリットがあり、最も多くの映画とテレビのライブラリを保持していると語るGreenberg氏は「確かにトレードオフがあるが、ボタンを押して即座に映画を見ることが出来る利便性は美しいアピールだ」と述べ、「私たちはより多くの特徴と機能性を加える事ができますが、その為に新しいハードウェアを買う必要は無く、ソフトウェアアップデートによってそれを可能にします」と、あくまでXbox 360を中心に据えたビジネスモデルを念頭に置いている事を明かしています。
今回のAaron Greenberg氏の話にはゲームコンテンツに関する内容が言及されておらず、映像コンテンツの恩恵が低い日本のユーザーとしてはそちら側のトレードオフよりもゲームに関する部分が気になるところ、Natalの登場に合わせて大きく低価格化戦略を打ち出す事になるのか、もうすでにホリデーシーズンへの布石は打たれ始めているようです。
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